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ドル円は狭い範囲での値動き 米小売売上高が予想外の減少で米利下げ期待高まる=NY為替概況

今日の為替 

 きょうのNY為替市場でドル円は上げが一服しており、108円台後半での狭い範囲での値動きが続いた。朝方発表になった米小売売上高が予想外の減少となったことで108.60円近辺まで戻り売りに押されたが、下押しすることもなく下値はサポートされている。

 この日の米小売売上高を受けてFRBの利下げ期待が更に高まっており、ドル売り圧力がドル円の上値を抑えた一方、英EU離脱協定の合意へのセンチメントも高まり、株式市場も底堅く推移する中、ドル円は下値を支えられる展開。

 CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは利下げ確率を87%まで上昇させている状況。FRB内の意見は分断しているものの、市場の期待感引き続き強い。

 200日線が109.10円付近に控えているが、その水準をうかがう展開は続いているといった状況。下値は108.60円付近がサポートとなっていた模様。

 ポンドは買い戻しが継続。明日からのEU首脳会談を控える中、英EU離脱協定の協議が大詰めを迎えており、様々な情報が錯綜している。

 EU側はジョンソン英首相の提案に前向きな姿勢を示しているものの、合意の条件として英議会の承認が確実であることを必要としている。そのためには北アイルランド民主統一党(DUP)の支持が不可欠となっており、英政府はその説得にあたっている。DUPからは異論も噴出し難航しているものの、DUPはジョンソン英首相の関税提案を非公式に受け入れるとの報道も流れている。情報は錯綜しているものの、市場はかなり楽観的に見ており、ポンド買いが続いている状況。

 なお、英BBCが英政府関係筋の話として、今夜は英国とEUの離脱合意はないと伝えており、やや戻り売りの反応が出ていた。

 ユーロドルは1.1085ドル近辺まで一時上昇。ユーロ自体の材料はなく、米国や英国発の材料に左右される展開。明日からのEU首脳会談を控える中、英EU離脱協定の協議が大詰めを迎えている。市場の合意への期待が根強く、ポンド買いと伴にユーロも連れ高の展開を続けている状況。目先は9月高値1.1110ドル近辺が上値メドとして意識される。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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