英EU離脱協定の協議が大詰め きょうは重要な1日=NY為替
ポンドはやや伸び悩む動きが出ているものの、1.28ドル台半ばと買い戻しの動きが続いている。また、明日からのEU首脳会談を控える中、英EU離脱協定の協議が大詰めを迎えている。様々な情報が錯綜している。
EU側はジョンソン英首相の提案に前向きな姿勢を示しているものの、合意の条件として、英議会の承認が確実であることを必要としている。そのためには北アイルランド民主統一党(DUP)の支持が不可欠となっており、その説得にあたっている。
DUPからは異論も噴出しており難航しているものの、DUPはジョンソン英首相の関税提案を非公式に受け入れるとの報道も流れている。情報は錯綜しているものの、市場はかなり楽観的に見ており、ポンド買いが続いている状況。
市場の一部からは、離脱条件に関する原則的な合意が今週達成された場合、ポンドは更に2%から3%上昇する可能性があるとの見方も出ている。一方で失敗した場合は同率で下落するとも指定。
いずれにしろ、きょうは重要な1日となりそうだ。
GBP/USD 1.2852 GBP/JPY 139.70 EUR/GBP 0.8621
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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