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ドル円はリスク選好の上げ加速 EU離脱協定に関する報道でポンド急伸=NY為替前半

株式 

 きょうのNY為替市場でドル円は上げを加速させており、108円台後半まで上げ幅を拡大している。米株式市場でダウ平均が一時300ドル超上昇するなどリスク選好のムードが強まっており、円安の動きがドル円を押し上げている。

 一部報道で「EU離脱協定に関して英国とEUの交渉担当者がブリュッセルで会合を開いており、きょう中にもEU離脱協定の草案合意に近づいている」と報じられた。ポンド円の上昇もドル円をサポートしている模様。

 ドル円は108.90円近辺まで上昇しているが、109.10円付近に200日線が来ており、目先の上値メドとして注目される。

 先週の米中貿易協議は部分的に合意し、来月チリで開催されるAPEC首脳会合で両首脳が署名すると見られている。関税引き上げも延期され、いまのところ市場も素直に好感しているが、市場の一部からは、首脳会合までに合意が破棄されるリスクへの懸念も燻っているようだ。

 一方、市場の意識は今月末のFOMCにシフトしつつあるが、FRBの利下げ期待は根強い。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、0.25%の利下げ確率を72%程度で織り込んでいる。ドル売り材料ではあるものの、ドル円は株高などのリスク選好の雰囲気に支えられリバウンド相場を続けている。

 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが強まり、1.10ドル台前半を回復。ロンドン時間から売りが優勢となり、1.09ドル台に下落する場面も見られたが、本日の21日線は1.0985ドル付近に来ており、その水準はサポートされている格好。ただ、ユーロ自体の材料はなく、EU離脱協定に関する報道でポンドが急伸しており、ユーロも連れ高となった格好。

 ユーロドルは10月に入って買い戻しが優勢となっているものの、1.10ドルを回復して来て、次第に上値が重くなって来ている印象もある。きょうはIMFが世界経済の見通しを金融危機以来の水準に下方修正して来たが、その動きは追加利下げ期待のあるドル以上にユーロを圧迫すると見られているようだ。

 ポンドは買いが強まり、ポンド円は139円台まで上昇し、ポンドドルも1.28ドル台をうかがう展開も見られた。EU離脱協定に関する報道が買い手掛かり。草案はジョンソン英首相に対する英議会の支持を得られるかにかかっており、その場合、北アイルランド民主党の支持が重要になるという。

 ポンド円は200日線を上回る動きを見せており、本格的なリバウンド相場となるか注目される。ポンドドルも200線を突破する動きを見せている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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