ドル円は108円台前半もみ合い。米債利回り低下などが重石も、しっかり=東京為替概況
連休明けの東京市場でドル円は108円台前半でのもみ合いに。米債利回りが低下し、米10年債利回りが朝の1.71%台から一時1.68%近辺まで下げる動きを見せるなど、ドル売りの材料も、米中通商合意への期待感からの円売りなどが支えとなりしっかり。
米中通商合意については、中国が来月のAPECで開催が見込まれる米中首脳会談を前に、閣僚級の追加協議を希望との報道などが重石となっているが、今日から実施予定であった関税引き上げの先送りや、中国による米国産農産物の輸入拡大などの一定の成果がすでに出ていることもあり、下がったところでドルを買う動きに。
今月末のEU離脱合意期限を前に神経質な動きが続くポンドは1.26台前半推移。今週の首脳会合での合意には慎重な見方が欧州側から出ており、若干売りが広がる場面も、1.26台を維持しており、期待感が継続という印象に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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