ドル円は108円台前半推移=NY為替概況
コロンバスデーでNY市場が休場となる中、ドル円はロンドン市場午前に見られたドル売り円買いの調整が入る展開に。先週末に合意したと報じられた米中通商協議のフェーズ1について、中国側が追加協議を希望と報じられたことが警戒感を誘った。来月のAPECで予定される米中首脳会談が合意署名のめどとなっているが、その前にライトハイザーUSTR代表やムニューシン財務長官を中国に招いて協議を行いたいという意向が報じられている。
ロンドン市場で108円03銭まで値を落としたドル円は108円45銭近辺まで上昇し、その後108円30銭台での推移。調整の動きの中で108円台が維持されたことで、少し買い安心感も。
ブレグジット合意期待で先週後半に急上昇いたポンドは不安定な展開。今週のEU首脳会合までに依然としてなすべきことが多くあるという英政府関係者情報などが重石となり、ロンドン市場で大きく調整の場面も、その後買い戻しが入るなど、上昇基調は継続。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。