米中通商協議にらみ堅調な動き=東京為替概況
11日の東京市場で、ドル円は一時108円13銭まで上値を伸ばす展開となった。10日から始まった米中通商協議は、同日朝に香港紙が関係者筋情報として10日の一日のみの開催に短縮し、劉副首相は10日のうちにワシントンを発つなどと否定的な報道を流すような状況もあったが、結局は前向きな動きになっていると市場はとらえている。
11日も当初見込み通り協議が行われる予定で、さらにトランプ大統領が11日午後2時45分(日本時間12日午前3時45分)に劉副首相と会談予定を示すなど、協議の前向きな進展を印象付ける状況となっている。
期待される部分合意についての詳細などは今晩の協議次第の面があるため、上値での買いには慎重も基本的にはしっかり。108円ちょうど前後で堅調な動きが続居t。
ユーロドルは1.1010台での推移。対円での買いが支え。1.10を昨晩超えてきたことで買われやすくなっている面も。
昨日ブレグジット期待で買いが入ったポンドは対ドル、対円ともにしっかり。ポンドドルは1.2460台と昨日NY市場午後の高値1.2469に迫る動きに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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