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米中閣僚級通商協議期待がドルを押し上げ

見通し 

米中閣僚級通商協議期待がドルを押し上げ
ドル円は一時108円台に。

ポンドは、英愛首脳会談で急騰。
合意への道筋見えると発言、月内合意可能発言報道も

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】午前に振幅

 午前中のドル円は振幅を見せる展開。
昨日の海外市場で協議進展への期待感から107円60銭台まで上昇し、107円40銭台で朝を迎えたドル円。
香港紙SCMPが今日の協議の地ならしで行われていた次官級協議において前進なし。閣僚級通商協議も一日で終了見込みと報じたことで、
一気に警戒感が強まり、米ダウ平均先物が300ドル超の下げ、ドル円が107円04銭近辺までとドル安株安に。
 しかし、通信社が劉鶴副首相は明日までワシントンに滞在と報じたほか、米政府がファーウェイに対する禁輸措置を緩和し
、一部企業に部品提出認めると報じたことで、一転してドル買い。ドル円は107円70銭台まで上値を伸ばすという派手な展開に。
その後107円50銭前後とNY市場終値近辺でのもみ合いに。
 午後はもみ合いが続き様子見ムード。
 

【ロンドン市場】もみ合いからややドル売り

 米中閣僚級通商協議を前にもみ合い。
様子見ムードが強い中で、ユーロドルが節目の1.10を超えてきたことで
ユーロ買いドル売りからのドル安に。
目立った材料が出たというよりもイベントを前に大台手前の売りが薄くなったところで
節目を超える動きが出た格好に。
ドル円は基本的にもみ合い。

【NY市場】ドル高一時108円台に

 米中閣僚級通商協議についての期待感がドルを押し上げた。
完全合意には至らないとの見方が一般的も
部分合意に期待する動きが広がっている。
ドル円は一時108円台、その後も高値圏推移。
株高の動きなども加わり、リスク選好の流れに。
情報は錯そうも、トランプ大統領が明日にも劉副首相と会う見通しを示すなど
和やかな雰囲気に。

 もう一つ大きな動きがポンドの買い。
ジョンソン首相とアイルランドのバラッカー首相が会談。
合意可能な道筋があることで一致。
月末までに合意が可能などの報道もあり、一気にポンド買いに。

【本日の見通し】この後の結果次第

 米中閣僚級通商協議が行われている中だけに突っ込んだ売り買いは避けたいが
楽観ムードがかなり広がっている。
ドル円は上方向の期待感。
部分合意が示され、さらに今後の協議継続が示されるなどの動きがあり
関税の延期などの具体的な動きも見らえると、ドル買いムードがもう一段高まる見込み。
ポイントは109.00-110.00。一気に抜けることができる水準ではないが、期待感が広がる展開に。

 一転しての決裂の可能性も一応要注意。この場合は失望感もあり売りが加速する可能性。

【本日の戦略】結果待ち

 結果を待っての対応に。
無理をすることはない。
大きな流れの始まりとなる可能性もあるだけに、
流れに素直に乗る印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/10 木曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.48  1.0971  117.93
高値  108.02  1.1034  118.94
安値  107.04  1.0971  117.58
終値  107.98  1.1005  118.83
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/10 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21551.98 +95.60
DOW   26496.67 +150.66
S&P    2938.13 +18.73
Nasdaq  7950.78 +47.04
FTSE   7186.36 +19.86
DAX   12164.20 +69.94
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/10 木曜日の商品市場》
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=53.55(+0.96 +1.83%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1500.90(-11.90 -0.79%)
–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《10/10 木曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
RICS住宅価格指数(9月)8:01
結果 -2%
予想 -7% 前回 -4%

【日本】
機械受注(8月)8:50
結果 -2.4%
予想 -1.0% 前回 -6.6%(前月比)
結果 -14.5%
予想 -8.4% 前回 0.3%(前年比)

国内企業物価(9月)8:50
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 -0.3%(前月比)
結果 -1.1%
予想 -1.1% 前回 -0.9%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ貿易収支(8月)15:00
結果 162億ユーロ
予想 188億ユーロ 前回 216億ユーロ(214億ユーロから修正)(貿易収支)

ドイツ経常収支(8月)15:00
結果 169億ユーロ
予想 179億ユーロ 前回 221億ユーロ(経常収支)

【英国】
鉱工業生産指数(8月)17:30
結果 -0.6%
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
結果 -1.8%
予想 -0.8% 前回 -1.1%(-0.9%から修正)(前年比)

製造業生産高(8月)17:30
結果 -0.7%
予想 0.2% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
結果 -1.7%
予想 -0.4% 前回 -0.9%(-0.6%から修正)(前年比)
   
貿易収支(8月)17:30
結果 -98.06億ポンド
予想 -100.00億ポンド 前回 -96.25億ポンド(-91.44億ポンドから修正)(商品貿
易収支)

【南アフリカ】
製造業生産高(8月)20:00
結果 1.3%
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)

【ブラジル】
小売売上高(8月)21:00
結果 1.3%
予想 2.0% 前回 4.3%(前年比)

【米国】
新規失業保険申請件数(09/29 – 10/05)21:30
結果 21.0万件
予想 22.0万件 前回 22.0万件(21.9万件から修正)(前週比)

消費者物価指数(9月)21:30
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 1.7%
予想 1.8% 前回 1.7%(前年比)
結果 2.4%
予想 2.4% 前回 2.4%(コア・前年比)
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/10 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米中関連】
*米中次官級レベルの貿易協議で進展なし、中国側は10日に帰国。香港紙SCMP
*中国劉鶴副首相は米中閣僚級協議のため11日までワシントンに滞在。BBG
*中国劉副首相の滞在計画の変更を現時点で把握してない。ホワイトハウス
*米国は中国との部分的な合意の一環として通貨合意を検討。関係者
*トランプ政権は一部米企業にファーウェイへの供給許可へ。NYT紙

*中国環球時報
貿易交渉と貿易戦争が交互に起きることが米中関係のニューノーマルとなる可能性。
協議について最善を目指すために努力する重要も、新たな緊張を恐れず。
中核的な利益を守ることが大事。
新たな対立が起きても影響は限定的。
米中関係は冷戦の戻ることも、数年前の状況に戻ることもあり得ない。

*ロイター
中国政府が米国の軍CIA関連機関などの関連者などに対して行っているビザ発給の制限を強化する方針。
香港問題や米国による中国の研究者・当局者に対する発給制限への報復措置。

【中国】
*中国外務省報道官
米国は中国企業に圧力かけることやめるべき(ファーウェイを念頭に)
理由は把握していない(アップルが香港のアプリをストアから削除したことについて)
シリアの主権は保護され尊重されなければならない(トルコにシリアへの越境軍事作戦について)

【ユーロ圏】
*ルメール仏経済相
米国と貿易戦争が始まることはEUの利益にならない。

*ECB議事録(9月11-12日開催分)
QEは複数のメンバーに反対された、最終手段とすべきと議論。
何人かのメンバー、QEは低金利の下では効果的な手段ではないと主張。
何人かのメンバー、QEが除外された場合、20bp利下げを支持する用意あった。
何人かのメンバー、成長見通しに疑問、楽観的過ぎると。
全てのメンバー、追加緩和の必要性に同意。

【英国】
*カーニー英中銀総裁
基調的な成長ペースはやや緩んできている。
英中銀はあらゆるブレグジットの緊急事態に備えている。
ブレグジットの影響で経済データがボラタイルになっている。

*英、北アイルランド両首相
ジョンソン英首相と北アイルランドのバラッカー首相が会談し声明を発表。
合意可能な道筋があることで一致。
合意は全てにとって利益。

【米国】
*カプラン・ダラス連銀総裁
FEDは市場の動きを追いかけるべきとは考えず。
私の仕事は、マーケットを満足させることではない。
一連の利下げのあと、注意深く観察する時間とるべき。
強く警戒しており、追加緩和についてはオープン。
世界経済の成長鈍化を懸念。
米製造業の弱さが米経済に広範に広がること警戒。
米経済は完全雇用もしくはそれ以上の状況。
中期的にはインフレは2%目標に達すると予想。
今年の米成長率は2.1%に。
FEDはレポやバランスシートについて近日中に発表。

米30年債入札結果
最高落札利回り 2.170%(WI:2.169%)
応札倍率    2.25倍(前回:2.22倍)

*トランプ大統領
中国との交渉の重要な1日。
中国は合意したがっているが、私は?
明日、ホワイトハウスで副首相と会う」とツイートした。

*カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
米経済は堅調に推移もリスクに直面。
下振れリスクが高まれば、追加支援をすべき。
どの程度、進める必要があるのかはわからない。
フィリップ曲線を完全に捨てる準備はない。
レポ市場の緊張は公的な問題。

–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
マネーストックM2(9月)8:50
予想 2.4% 前回 2.4%(前年比)

【シンガポール】
小売売上高(8月)14:00
予想 0.0% 前回 2.6%(前月比)
予想 -4.3% 前回 -1.8%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ消費者物価指数・確報値(9月)15:00
予想 0.0% 前回 0.0%(前月比)
予想 1.2% 前回 1.2%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・確報値(9月)15:00
予想 -0.1% 前回 -0.1%(前月比)
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)

【インド】
鉱工業生産(8月)21:00
予想 1.7% 前回 4.3%(前年比)

【カナダ】
失業率(9月)21:30
予想 5.7% 前回 5.7%

雇用者数(9月)21:30
予想 0.50万人 前回 8.11万人

【米国】
輸入物価指数(9月)21:30
予想 0.0% 前回 -0.5%(前月比)
予想 -2.1% 前回 -2.0%(前年比)

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(10月)23:00
予想 92.0 前回 93.2

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