HPインクが大幅安 最大16%の人員削減を発表=米国株個別
HPインクが大幅安。全従業員の最大16%の人員削減を発表した。幅広い事業再編の一環。解雇や自主退職制度を通じて7000~9000人を削減する。これにより2022年10月期末までに約10億ドルの経費を節減できるとしている。
再編費用として10億ドルを見込んでおり、8-10月期に1億ドル、20年10月期に5億ドル、残りは21年10月期と22年10月期となる。また、自社株買い枠を50億ドル拡大し、さらに配当を10%引き上げることも表明した。
2020年度通期の調整後の1株利益の見通しは2.22ドル~2.32ドルを見込んでいるとも述べた。予想(2.23ドル)は上回る水準。
同社はワイズラーCEOが11月1日付で退任し、イメージング・プリンティング・ソリューションズ事業の責任者ロレス氏がCEOに昇格する。
また、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を19ドルとしたことも伝わった。
(NY時間10:38)
HP 16.61(-1.80 -9.76%)
MINKABU PRESS 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。