アジア株 上海株は軟調、米中問題を巡る不透明感が重荷 明日から大型連休入り
アジア株 上海株は軟調、米中問題を巡る不透明感が重荷 明日から大型連休入り
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 26057.59(+102.78 +0.40%)
中国上海総合指数 2923.85(-8.31 -0.28%)
台湾加権指数 10829.68(休場)
韓国総合株価指数 2059.97(+10.04 +0.49%)
豪ASX200指数 6716.30(+0.18 +0.00%)
インドSENSEX30種 38491.16(-331.41 -0.85%)
アジア株はまちまち。
上海株は軟調。米中問題を巡る不透明感が重荷となっている。また明日からの大型連休を前に積極的な売買は手控えられている。
先週末、「トランプ米政権は中国へのポートフォリオ投資を制限する方法を協議している」と一部報道が伝わり、米中激化懸念から米株式指数は下落した。ただ、28日に米財務省報道官は「現時点では考えていない」と報道を否定しており、30日の米株式指数は時間外で上昇している。ダウ平均は14時時点で80ドル高。
中国はあす10月1日から7日まで国慶節祝日で休場となる。休場明け8日以降に中国副首相が米中通商協議のため米国を訪問。10日-11日に会議が開かれる予定。
きょう発表された中国9月の製造業PMIは49.8と前月の49.5から改善した。ただ、依然として好不況の判断基準である50は下回っている。財新製造業PMIは51.4と前月の50.4から上昇、18年2月以来の高水準となった。
香港株は0.4%高。中国石油化工や中国石油天然などエネルギー関連が高い。
海運会社の中遠海運能源運輸は10%安、一時30%近く急落した。米財務省が25日、イラン産原油を不正に輸送した疑いで、中遠海運能源運輸の子会社大連中遠運油品運輸を制裁リストに加えた。との報道が懸念されている。報道を受けて中遠海運能源運輸は26日から売買停止となっていた。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。