東京株式(大引け)=34円高と小幅続伸、3連休控え後場に上昇幅縮小
20日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸。3連休を控え、利益確定売りが膨らみ引けにかけ上昇幅は縮小した。
大引けの日経平均株価は前日比34円64銭高の2万2079円09銭。東証1部の売買高概算は14億5859万株。売買代金概算は2兆7700億6200万円。値上がり銘柄数は1157と全体の54%、値下がり銘柄数は886、変わらずは108銘柄だった。
前日のNYダウは、米中貿易協議への警戒感が台頭し反落した。ただ、東京市場は売り方の買い戻し姿勢が強く日経平均株価は続伸してスタート。午前10時過ぎには、一時前日に比べ160円高まで値を上げる場面があった。しかし、後場に入ると売りが優勢となった。高値警戒感が台頭しているほか、3連休を控え利益確定売りも膨らんだ。2万2000円が接近すると下値に買いが入り、結局は小幅高で取引を終えた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、任天堂<7974>やコロプラ<3668>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>といったゲーム株が値を上げた。9月の配当権利取りを狙った買いで商社株や銀行株などが堅調で、伊藤忠商事<8001>や三井物産<8031>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>が買われた。サンバイオ<4592>は一時ストップ高と急騰した。
半面、ファナック<6954>やキーエンス<6861>、SMC<6273>など中国需要の影響が大きい設備投資関連株が軟調。リクルートホールディングス<6098>やNTT<9432>、日立製作所<6501>が値を下げた。東京エレクトロン<8035>やKDDI<9433>も安い。ヤマトホールディングス<9064>が大幅安となった。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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