東京株式(寄り付き)=反落、サウジ攻撃による原油急騰嫌気も下げ幅限定的
17日の東京株式市場は売り優勢、寄り付きの日経平均株価は前営業日比40円安の2万1947円と反落。
サウジの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が14日に無人機の攻撃を受けたことで、サウジの産油量の約半分の生産が停止、WTI原油先物価格が8ドルを超える記録的な急騰をみせた。この地政学リスクを背景に前日の欧米株は軒並み安くなっており、東京市場でもリスク回避ムードが強い。前週末まで日経平均は9連騰していたが、きょうは利益確定売りやむなしの展開となっている。ただ、外国為替市場では1ドル108円台での推移と落ち着いた動きをみせていることで、株式市場への売り圧力も限定的となりそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、不動産など。値下がりで目立つのは海運、空運、ゴム製品など。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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