ゲームストップが決算不振で大幅安 アナリストは非常に悲観的=米国株個別
ゲーム小売販売のゲームストップが大幅安。5-7月期決算を発表しており、既存店売上高が予想以上の2桁減だったほか、1株利益も予想以上の赤字幅だった。通期についても既存店売上高は2桁台の減収を見込んでおり、1株利益も予想を大きく下回っている。オンラインでのゲーム購入が隆盛を誇るなか、客足が遠のいており、収益性の高かった中古ゲーム販売が枯渇している。
これで2四半期連続で株式市場はネガティブな反応を示しており、株価は1月のピークから70%近く下落している。
アナリストは、同社の見通しと経営陣について非常に悲観的で、「同社の販売チャンネルの優位性の時代は戻らず、PCで市場シェアを獲得しようとする努力には説得力がない」と言及した。
(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:11.6%減(予想:9.4%減)
・1株利益(調整後):0.32ドル赤字(予想:0.19ドル赤字)
・売上高:12.9億ドル(予想:13.4億ドル)
ハードウェア:41.1%減
ソフトウェア:5.3%減
eコマース:3630万ドル
(通期見通し)
・既存店売上高:10%台前半の減少
・1株利益(調整後):1.15~1.30ドル(予想:1.57ドル)
・設備投資:9000万~9500万ドル
(NY時間10:51)
ゲームストップ 4.64(-0.45 -8.92%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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