東京株式(前引け)=米長期金利の上昇でリスク選好ムード継続
11日前引けの日経平均株価は前営業日比122円04銭高の2万1514円14銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億6462万株、売買代金概算は1兆1822億7000万円。値上がり銘柄数は1595、対して値下がり銘柄数は451、変わらずは104銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、米長期金利の上昇や、それを背景とする外国為替市場でのドル高・円安進行を支援材料に日経平均の上値追いが続いた。前場はフシ目の2万1500円ラインを上回って着地している。米中対立が緩和するとの思惑がリスク選好ムードを後押し、銀行や証券が高く、自動車など輸出セクターもおしなべて高い。東証1部全体の74%の銘柄が上昇し、売買代金も前場段階で1兆2000億円近くまで膨らんでいる。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高い。トヨタ自動車<7203>など自動車株も買われ、村田製作所<6981>、SMC<6273>なども上昇した。ノムラシステムコーポレーション<3940>が2日連続のストップ高。東洋証券<8614>、曙ブレーキ工業<7238>も物色人気。半面、任天堂<7974>が値を下げ、第一三共<4568>も安い。ファーストリテイリング<9983>も下落した。プレステージ・インターナショナル<4290>が急落、ソラスト<6197>、シーイーシー<9692>も売られた。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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