ドル円106円台前半もみ合い、豪中銀は据え置き=東京為替概況
ドル円は106円台前半でのもみあいが続いた。小幅マイナス圏で始まった日経平均がプラス圏を回復するなど、リスク警戒の動きが後退しており、ドル円、クロス円の買いにつながった。
もっとも、上値を追うだけの勢いもなく、106円台前半での推移にとどまった。
米中関係への警戒感から朝方若干軟調地合いとなっていた豪ドルは、午前10時半の小売売上高が予想に反して前月比マイナスとなったこともあり、売りが強まり、一時対ドルで0.6688まで。しかし13時半の豪中銀政策金利発表でほとんどの予想通り金利が据え置かれ、声明も目立った変化がなかったことで買い戻しが入り、0.671台を回復と、朝からの下げ分を解消する動き。
人民元は元安基調が継続。朝のオフショア人民元市場で7.1965を付けたあと、対ドル基準値が前日からわずか0.0001元安に設定され、予想及び実勢よりもかなり元安として、少し戻したが、流れは変わらず。オンショア人民元は7.1844までと直近の元安水準を更新している。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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