アジア株 総じて下落、上海株は大幅反落
東京時間18:19現在
香港ハンセン指数 25680.33(-499.00 -1.91%)
中国上海総合指数 2863.57(-33.86 -1.17%)
台湾加権指数 10354.57(-183.54 -1.74%)
韓国総合株価指数 1916.31(-31.99 -1.64%)
豪ASX200指数 6440.06(-83.08 -1.27%)
インドSENSEX30種 37452.80(+751.64 +2.05%)
26日のアジア株は、総じて下落。米中貿易摩擦の激化が嫌気されて、アジア株は売りが先行した。23日に中国が米国による対中関税第4弾への報復措置として、米国製品750億ドル相当へ追加関税をかけると発表した。これに対抗して、トランプ米大統領は対中関税第1~3弾の関税を30%に引き上げ、第4弾の関税を15%に引き上げると表明しており、米中対立の深刻化が懸念された。
その後、中国人民銀行(中央銀行)がこの日の人民元取引の対ドル基準値を前週末より小幅ながら元高方向に設定したことや劉鶴・中国副首相が「米国との貿易摩擦を冷静な交渉を通じて解決したい」、「貿易摩擦の激化に断固として反対する」と述べたことなどを受けて、下げの勢いは一服したが、反発力は鈍かった。上海株は大幅反落。
上海総合指数は大幅反落。酒造会社の貴州茅臺酒、保険大手の中国平安保険、銀行大手の中国工商銀行、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)、自動車メーカーの上海汽車集団、医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(ジャンスー・ハンルイ・メディシン)が売られた。
香港ハンセン指数は大幅反落。一時3.5%超の下げとなった。保険会社のAIAグループ、通信サービスのテンセント・ホールディングス、世界的金融グループのHSBCホールディングス、石油大手の中国海洋石油(CNOOC)、都市ガス会社のホンコン&チャイナ・ガスが売られた。
豪ASX200指数は大幅反落。石油・ガス会社のウッドサイド・ペトロリアム、石油会社のカルテックス・オーストラリア、医薬品メーカーのCSL、医療機器メーカーのレスメド、相場情報サービス会社のアイレス・マーケット・テクノロジーが売られた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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