米中の対立激化によるリスク回避の円買いは一巡、中国副首相の発言で=東京為替概況
26日の東京外国為替市場で、ドル円は104.46円付近まで下落し年初来安値を塗り替えたが、逃避的な円買いが一時的に緩み、105円後半まで先週末比で上げに転じる場面もあった。
中国の劉副首相が「落ち着いた対話による貿易摩擦解決の意思がある」、「貿易戦争のエスカレートには反対する」と述べたことに反応し、リスク回避の円買いや株安がやや後退した。今晩のロンドン市場がサマーバンクホリデーで休場となることも一方的な動きを抑制した。
ユーロ円は116円半ばまで下落した後、117円後半まで戻した。ポンド円は129円後半、豪ドル円は71円前半まで切り返したが、いずれも上値は重かった。
ユーロドルは1.11ドル半ばで推移し、先週末の高値圏を維持。来月の米追加利下げ観測を背景にドル売り圧力が根強い。豪ドル/ドルは0.6690ドル付近まで下落した後、0.67ドル前半で下げ幅を消している。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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