再び逆イールド寸前 景気後退を意識した動きかは未知数=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)
2年債 1.610(+0.037)
10年債 1.613(+0.024)
30年債 2.105(+0.033)
期待インフレ率 1.559(+0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で利回りは上昇。きょうからジャクソンホールでのFRBのシンポジウムが始まっており、明日はパウエルFRB議長の講演も控えている。その内容を見極めたい雰囲気も出る中、この日伝わった米地区連銀総裁の発言が利下げに慎重姿勢を滲ませたことから利回りは上昇している。
10年債は1.6%台を回復し、政策金利に敏感な2年債も1.6%を回復した。
2-10年債の利回り格差は0(前日2)と逆イールド寸前まで縮小している。ただ、きょうも短期ゾーン利回りの上昇に伴うベアフラット化の動きで景気後退を意識した動きかは未知数。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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