ドル買い優勢に=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は109.32円付近まで上昇した後に上げ一服となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%の小幅な利下げを決定したもの
の、パウエル米連邦準備理事会(FRB)は9月以降の追加利下げを示唆せず、ドル買いが優勢となっている。
関連指標の推移からして明日の7月の米雇用統計が堅調な内容となる可能性が高く、米追加利下げ観測がさらに後退する余地があることもドル円の支援要因。
ユーロ円は120円後半、ポンド円は132円半ばまで浮上したが、戻りは限定的。ユーロドルやポンドドルがドル買いに押されていることが重し。ユーロドルは2017
年5月以来の安値を更新した。
豪ドル円は74円後半、NZドル円は71円半ばまで水準を切り上げている。昨日からのドル高・オセアニア通貨安は圧迫要因だが、東京時間帯に入るとオセアニア通貨安
は一服している。財新発表の7月の中国製造業購買部担当景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことが戻りを後押ししている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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