【ロンドン市場】米GDP速報値待ちのムード、ややドル買いも小幅にとどまる
26日のロンドン市場は、様子見ムード。NY序盤に発表される第2四半期の米GDP速報値の結果を見極めたいとして小動き。ややドル買いが先行し、ポンドドルは1.2423レベル、ユーロドルは1.1130レベル、豪ドル/ドルは0.6927レベルに本日安値を更新した。ただ、値幅は限定的。ドル円は108.60-70レベルと東京市場からの揉み合い水準を離れず静観。英欧主要経済統計などの手掛かりには欠けている。米債利回りや欧州株は方向感に欠ける動き。米株先物は小幅の反発。
ドル円は108円台後半での取引。前日のNY市場で上昇した高値圏でのもみ合い。108.60-70レベルと東京市場からのレンジ取引を離れていない。日本時間午後9時半に発表される第2四半期の米GDP速報値の結果を見極めたいとのムードが広がっている。欧州株や米株先物は小幅の上昇も、前日の動きの調整の範疇。
ユーロドルは1.11台前半での取引。東京市場では1.1150近辺で膠着状態となっていたが、ロンドン市場ではやや下押しされている。売買が交錯しながらも安値を1.1130レベルまで広げた。東京市場での高値1.1150からは20ポイントの小動きにとどまっている。ECB専門家調査では、インフレ見通しを2019年-21年で引き下げ、2020年GDP成長見通し引き下げ、失業率見通しを2019年-21年で改善に修正した。ただ、ユーロ相場は目立った反応をみせなかった。ユーロ円は121円を挟んで、上下10銭程度のレンジ取引となっている。
ポンドドルは1.24台前半。前日NY市場からの流れを受けて上値重く推移している。東京市場での1.2450-60レベルから下値を広げ、1.2423レベルに安値を更新した。その後の戻りは1.2450レベルには届いていない。ポンド円は135.20近辺が重く、安値を134.96レベルまで広げた。英首相報道官によると、ジョンソン英首相がマクロン仏大統領も含めたEU主導者らに対して、合意を望んでおり交渉のテーブルにつくように主張した。スコットランドなどに対しては英国の結束の重要性を主張している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明