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【NY市場】ドル円は108円台維持 明日のECB理事会を見極めたい雰囲気

見通し 

 きょうのNY為替市場、ドル円は戻り売りに押される展開も見られたものの108円台は維持している。月末のFOMCで0.5%の大幅利下げまではないとの見方や、株式市場の底堅さ、そして、米中貿易協議への期待感から、ドル円は買い戻しが見られ108円台を回復していた。

 ただ、21日線が108.10円付近に来ているが、その水準を超えると戻り待ち売りオーダーも出る模様で、108円台を駆け上がる気配まではいまのところない。前日にIMFは世界経済の見通しを下方修正していたが、先行き不透明感は根強く、リスク回避の動きもあるようだ。

 朝方発表になった6月の新築住宅販売件数が予想を下回ったことで107円台に一時下落する場面が見られたものの、FRBの大幅利下げ期待が後退していることや、明日のECB理事会を控えていることもあり、下押しする動きまでは見られず、直ぐに108円台に戻している。目先は明日のECB理事会を受けての市場の反応を見極めたい雰囲気。

 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しも見られ、1.11ドル台半ばで振幅していたが、終盤になってやや値を落とす展開。ロンドン時間に発表になったユーロ圏やドイツのPMIが弱い内容となったことで、ユーロドルは1.1130ドル近辺まで下落する場面が見られた。この日のPMIの弱さからECBの追加緩和期待が更に強化されている。

 そのECBだが、明日は理事会が開催され市場の関心を集めている。きょうのPMIの弱さから、利下げが打ち出されるのではとの見方も一部から根強くあるが、コンセンサスは政策変更まではなく、フォワードガイダンスやドラギ総裁の会見を通じて、追加緩和の可能性が強く示唆されるとの見方がコンセンサスとなっている模様。

 年内は9月と12月に中銀預金金利(-0.4%)を0.1%づつの引き下げと、9月の利下げ時に債券購入を発表すると見られている。月間300億ユーロの債券購入などが噂されているようだ。目先の下値サポートとしては5月安値の1.11ドル台前半が意識される。

 ポンドドルは1.25ドル手前で推移。対ユーロを中心にポンドは買い戻しが優勢となった。特にポンド買いの材料は見当たらないが、この日発表のユーロ圏のPMIが弱い内容となったことや、明日のECB理事会を控えて、ユーロの上値が重いことがポンドをサポートしているようだ。

 きょうは保守党党首選に勝利したジョンソン氏が新首相に就任。首相はEU離脱に関して、「10月31日に離脱する。“たられば”はない」と述べていた。また、条件の再交渉か合意なき離脱と言明しており、合意なき離脱が唯一の道ならばそれに向け準備を進めるとしている。きょうはポンドの買い戻しが出ているが、市場は「合意なき離脱」のリスクを意識しつつ、10月末の期限に向かって行くものと見られる。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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