東京株式(前引け)=反落、参院選与党勝利で安心感も米株安などが重荷
22日前引けの日経平均株価は前営業日比59円68銭安の2万1407円31銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億2665万株、売買代金概算は7480億9000万円。値上がり銘柄数は900、対して値下がり銘柄数は1123、変わらずは127銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前週末の日経平均急騰の反動もあり目先筋の戻り売りの動きが優勢だった。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反落、FRBによる大幅利下げ期待が後退したことが重荷となっており、これを受け東京市場でも買いが手控えられた。今月下旬から本格化する企業の決算発表も警戒されている。参院選は与党勝利の形で終わり全体相場にはポジティブだが、事前に織り込みが進んでいた。足もとは日米貿易協議の行方にマーケットの関心が移っている。
個別では任天堂<7974>が軟調、アサヒグループホールディングス<2502>は大幅安。キーエンス<6861>、HOYA<7741>も売りに押された。資生堂<4911>も下落した。THEグローバル社<3271>が急落、東宝<9602>、ウエルシアホールディングス<3141>なども大きく値を下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、太陽誘電<6976>も強い。エンプラス<6961>が急伸、三桜工業<6584>は商いを伴い値を飛ばした。セラク<6199>が物色人気となり、曙ブレーキ工業<7238>も買い優勢。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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