【東京市場】円安目立つ展開に
ドル円は107円台後半まで上昇。昨日のNY市場でドル売りを誘ったウィリアムズNY連銀総裁の発言について、同連銀スポークスマンが学術的な話で月末の話ではないと示したことなどがドルの買い戻しを誘った。長期化している米中通商問題に関してムニューシン財務長官がライトハイザー氏を交え、中国との電話協議を行うことを発表し、実際に実施されたことが報じられたこともドル買いにつながった。
昨日大きく値を落とした日経平均は400円を超える上昇となり、全戻しに。昨日のNY市場で米中問題長期化懸念で大きく値を落としたNY原油が値を戻すなど、為替市場以外でもリスク警戒の動きが後退し、ドル円の支えに。
朝方の上昇の後、いったん値を戻す場面も、その後再び上昇を見せ、後場に入って日経平均がさらに上昇したこともあり、ドル円は朝方の高値を超えて上値を伸ばす展開となった。
ユーロドルも朝方ドル高が進み、1.1280台から1.1240近辺まで値を落とし、その後1.1270台まで値を戻すなど、振幅が目立つ展開に。後場は株高を受けての円安が進んだこともあり、ユーロドルの下げは目立たず。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅