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米小売売上高強く、ドル高

見通し 

小売売上高強く、ドル高

今月の主要米指標軒並みの強さ

ポンドは合意なき離脱リスク強まり、ポンド売り
英首相両候補ともバックストップの破棄に言及

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《7/16 火曜日》
ドル円  ユーロドル ユーロ円
始値  107.91  1.1258  121.49
高値  108.38  1.1263  121.68
安値  107.82  1.1202  121.10
終値  108.24  1.1211  121.35
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《7/16 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21535.25 -150.65
DOW   27335.63 -23.53
S&P    3004.04 -10.26
Nasdaq  8222.80 -35.39
FTSE   7577.20 +45.48
DAX   12430.97 +43.63
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《7/16 火曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=57.62(-1.96 -3.29%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1411.20(-2.30 -0.16%)
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《7/16 火曜日に発表された主な経済指標》
【NZ】
消費者物価指数(第2四半期)7:45
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 0.1%(前期比)

【トルコ】
失業率(4月)16:00
結果 13.0%
予想 N/A 前回 14.1%

【英国】
失業率(6月)17:30
結果 3.2%
予想 N/A 前回 3.1%
    
ILO失業率(5月)17:30
結果 3.8%
予想 3.8% 前回 3.8%

ユーロ圏】
ドイツZEW景況感指数(7月)18:00
結果 -24.5
予想 -22.0 前回 -21.1

ユーロ圏貿易収支(5月)18:00
結果 202億ユーロ
予想 178億ユーロ 前回 157億ユーロ(153億ユーロから修正)(季調済)
結果 230億ユーロ
予想 N/A 前回 157億ユーロ(季調前)

【米国】
小売売上高(6月)21:30
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.4%(0.5%から修正)(前月比)
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 0.4%(0.5%から修正)(コア・前月比)

輸入物価指数(6月)21:30
結果 -0.9%
予想 -0.6% 前回 -0.3%(前月比)
結果 -2.0%
予想 -2.3% 前回 -1.1%(-1.5%から修正)(前年比)

鉱工業生産指数(6月)22:15
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.4%(鉱工業生産指数)
結果 77.9%
予想 78.1% 前回 78.1%(設備稼働率)

企業在庫(5月)23:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.5%(前月比)

対米証券投資(5月)05:00
結果 35億ドル
予想 N/A 前回 469億ドル

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《7/16 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米政権
メキシコとの国境に移民が殺到している状況を阻止するため、難民申請要件の厳格化。
米国内および南部国境での難民申請がほぼ不可能になる。

CEA委員長代行に元シカゴ大学教授のフィリップソン氏を起用。

*国防長官に、エスパー国防長官代行兼陸軍長官を正式に指名。

*格付け会社フィッチ
年末までのFOMCでの利下げ、市場が期待しているよりも小幅になる公算が大きい。
堅調な雇用情勢などがその理由。

*パウエルFRB議長
不確実性高まりFRBは適切に行動。
貿易や世界経済に不確実性。
6月のコアPCEは1.7%付近を見込む。
インフレ圧力は弱く、製造業も弱さが続く。
米成長に対するFRBの基本シナリオは底堅い。

*トランプ大統領
私が望めば中国に追加関税かけることは可能
フロリダで工場操業開始のアナウンスを予想。
ドイツの自動車メーカーからの行動を期待。
利下げは株式市場を引き上げるだろう。

*カプラン・ダラス連銀総裁
利下げは債券市場のシグナルに基づいて正当化されている可能性。
金利が成長を抑制しているとは思わない。
利下げの可能性は限定的かつ抑制的であるべき。
過剰な刺激策は金融市場の不均衡を助長する。

*エバンス・シカゴ連銀総裁
若干の追加緩和が支援するだろう。
米経済は底堅い。
インフレが2%目標より上に行く可能性が重要。
2019年は数回の利下げを見込む。
インフレ上昇には0.5%の利下げを見込む。
FRBは過剰な緩和を行うべきではない。
英EU離脱など多くのリスクがそこに存在する。
7月FOMCでは0.5%利下げを協議する。
インフレの予想外の上昇は懸念していない。
米経済は良好。ファンダメンタルズは底堅い。
海外経済は若干弱い。

【豪州】
*豪中銀議事録(7月2日開催分)
経済成長の支援や物価のためにもし必要であれば金融調整を行う。
労働市場での緩みは当面続く。
低金利が期待しない貸し出しの拡大を刺激する可能性は低い。
雇用は次回会合まで緩やかに伸びる。

【中国】
*中国外務省報道官
米国政府の台湾への武器輸出承認に対して、かかわった米企業に対する制裁実施の意向。
米ゼネラルダイナミクス、ハネウェルインターナショナル
オシュコシュ、レイセオン、BAEシステムズのペンシルベニア部門など。
これら企業の中国での防衛関連以外のビジネスがボイコットされる可能性。

【トルコ】
格付会社フィッチ
トルコの長期外貨建て発行体デフォルト格付け、従来のBBからBB-に引き下げ。
格付け見通しはネガティブ。
エルドアン大統領がトルコ中銀総裁を解任したことを受けて、トルコ国内の信頼感に打撃。

【その他】
*イラン外相
米政府がイランに対して実施してきた数々の制裁を解除すれば交渉のドアが大きく開かれる。
交渉のテーブルを離れたのは米国であり、我々はいつでも復帰を受け入れる。

【ユーロ圏】
*ビルロワドガロー仏中銀総裁
ECBは経済データをみており、市場に依存していない。
ECBは今後の理事会で必要な場合や時期に行動する。
来週のECB理事会で経済データについての評価を行う。
市場ベースのインフレ期待には過度に反応しない。
金融政策は中銀の使命に基づいており、為替相場を目標としてはいない。
金融政策は改革や財政政策に置き換わるものではない。
金融政策ですべての対応はできない、保護主義の悪影響の修復など。
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《本日予定されている主な経済指標》

【英国】
小売物価指数(6月)17:30
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
予想 2.9% 前回 3.0%(除くモーゲージ利払い・前年比)

消費者物価指数(6月)17:30
予想 0.0% 前回 0.3%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.0%(前年比)
予想 1.8% 前回 1.7%(コア・前年比)

生産者物価指数(6月)17:30
予想 -0.5% 前回 0.0%(仕入・前月比)
予想 0.3% 前回 1.3%(仕入・前年比)
予想 0.1% 前回 0.3%(出荷・前月比)
予想 1.7% 前回 1.8%(出荷・前年比)
予想 1.7% 前回 2.0%(出荷コア・前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(6月)18:00
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.2% 前回 1.2%(前年比)
予想 1.1% 前回 1.1%(コア・前年比)

【南アフリカ】
小売売上高(5月)20:00
予想 1.7% 前回 2.4%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(12日までの週)20:00
予想 N/A 前回 -2.4%(前週比)

住宅建設許可件数(6月)21:30
予想 130.0万件 前回 129.9万件(129.4万件から修正)

住宅着工件数(6月)21:30
予想 126.0万件 前回 126.9万件

【カナダ】
消費者物価指数(6月)21:30
予想 -0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.4%(前年比)

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【東京市場】ドル安圏もみ合い

 連休明けの東京市場でドル円は107円90銭台を中心にした動き。前週末に107円台に値を落とし、週明けも軟調地合いが続く中、朝方のドル安円高を経て、午前中にいったんは買い戻しが優勢に。仲値がらみでの買いに加え、107円80銭近辺がしっかりとなっていたことで短期筋の買い戻しも加わって、108円09銭を付ける動きが見られた。もっとも昨日アジア市場での高値手前で上値を押さえられると、再び107円台に。午後は107円90銭台を中心としたもみ合いに。

 6月に続いて連続利下げを決めた7月2日の豪中銀金融政策理事会の議事録を発表した豪ドル。景気支援などにもし必要であれば金融調整を実施と、今後の利下げの可能性を示したものの、基本的にこれまでの見方を変化させるものではなく、豪ドル相場は動きが見られず。

【ロンドン市場】ポンド売り

 ポンド売りが広がった。
英保守党党首(自動的に次期英首相)の決定期日が迫る中で
合意なき離脱リスクが広がっている。
ジョンソン前外相、ハント外相の両候補者は
ともにバックストップ案の破棄に言及。
期限付きでも受け入れられないという立場を二人ともに示した。
最もEU側としてバックストップ破棄での合意は考えにくく
合意なき離脱への動きが広がっている。

 ポンドドルは1.2510台から1.2408近辺まで落とし
その後の戻りも1.24台前半と頭の重い展開に。

【NY市場】米小売売上高が予想を超える

 予想を超える米小売売上高の強さが示され
107円90銭台を中心にもみ合っていたドル円は108円30銭台まで。
その後も108円台前半でしっかりとした推移に。

 雇用統計、物価と続いての強めの指標に
今後の利下げ期待について若干の後退が見られた。

 ポンドドルは1.23台とさらに下値トライの動きに。
ロンドン市場でポンド安につられた上に
独ZEWの弱さもあって値を落としたユーロドルは1.12ちょうど近くまで。

【本日の見通し】FOMCまで神経質な展開が続きそう

 月末のFOMCをにらんだ展開が続く。パウエル議長は昨日の講演の中でも
物価圧力の鈍化に言及しており、利下げ自体は既定路線か。
ただ、今月の雇用、物価、小売りなど重要指標が軒並み好結果となる中で
大規模利下げは考えにくいという印象。
さすがに金利市場の過剰期待か。
CMEFEDWATCHは昨日0.5%の織り込みが33.8%と1/3を超えてきており
上昇傾向にあるだけに、
指標の強さと市場の期待がいまいちマッチしていない印象。

 今週末からFOMC関係者の発言が控えられる期間(ブラックアウト期間)に入り
大きく思惑が振れにくい部分があるため
当面はドル売り圧力が優勢も、突っ込んだ売りには慎重姿勢。

【本日の戦略】戻り売り

 108円台半ば手前ではいったん売りに回ってみたい。
109円超えはストップで、それまでは売りのゾーンという印象。
デイトレは早めの売りもありそう。
もっとも、下がったところでは買いに回る流れか。
FOMCまでに突っ込んだ売りを入れるには慎重姿勢も。
107円台半ば割れできるつもりでの買い場を探る手も。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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