シティグループが下落 FICCトレーディング収益は予想上回るも減収=米国株個別
シティグループが下落。4-6月期決算を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。債券・為替・商品(FICC)トレーディング部門の収益は33.2億ドルと前年比4%減少した。金利の取引環境が収益を圧迫したとしている。ただ、予想(29.9億ドル)は上回っている。株式部門、投資銀行部門も減収となったものの予想は上回った。
コーバットCEOは声明で、自らの戦略を実行し、コスト及び信用、リスク管理を徹底したことよって不確実な環境をうまく乗り切ったと語った。更に、消費者金融部門は底堅い成長を示し、企業向けに資金管理とトレード・ファイナンスを提供しているトレジャリー&トレード・ソリューションズ部門も好調を維持した。そのほか、投資銀行のような市場性サービスもシェアを伸ばしたとしている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.83ドル(予想:1.80ドル)
・営業収益:187.6億ドル(前年比2%増)(予想:185.2億ドル)
債券・為替・商品(FICC):33.2億ドル(前年比4%減)(予想:29.9億ドル)
株式:9.7億ドル(前年比9%減)(予想:8.24億ドル)
投資銀行:12.8億ドル(前年比10%減)(予想:12.5億ドル)
(NY時間10:02)
シティグループ 70.69(-1.09 -1.51%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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