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議会証言受けてドル買い一服、ドル円は108円台前半に

見通し 

議会証言受けてドル買い一服、ドル円は108円台前半に

先週末の雇用統計について見通しに変化を与えずと発言
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《7/10 水曜日》
ドル円  ユーロドル ユーロ円
始値  108.85  1.1208  122.00
高値  108.99  1.1264  122.32
安値  108.35  1.1202  121.97
終値  108.46  1.1251  122.03
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《7/10 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21533.48 -31.67
DOW   26860.20 +76.71
S&P    2993.07 +13.44
Nasdaq  8202.53 +60.80
FTSE   7530.69 -5.78
DAX   12373.41 -63.14
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《7/10 水曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=60.43(+2.60 +4.50%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1412.50(+12.00 +0.86%)
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《7/10 水曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
失業率(6月)8:00
結果 4.0%
予想 4.0% 前回 4.0%

【日本】
国内企業物価(6月)8:50
結果 -0.5%
予想 -0.1% 前回 -0.1%(前月比)
結果 -0.1%
予想 0.4% 前回 0.6%(0.7%から修正)(前年比)

【豪州】
Westpac消費者信頼感指数(7月)9:30
結果 -4.1%
予想 N/A 前回 -0.6%(前月比)

【中国】
消費者物価指数(6月)10:30
結果 2.7%
予想 2.7% 前回 2.7%(前年比)

生産者物価指数(6月)10:30
結果 0.0%
予想 0.2% 前回 0.6%(前年比)

【英国】
鉱工業生産(5月)17:30
結果 1.4%
予想 1.5% 前回 -2.9%(-2.7%から修正)(前月比)
結果 0.9%
予想 1.2% 前回 -1.1%(-1.0%から修正)(前年比)

製造業生産高(5月)17:30
結果 1.4%
予想 2.2% 前回 -4.2%(-3.9%から修正)(前月比)
結果 0.0%
予想 1.1% 前回 -1.0%(-0.8%から修正)(前年比)

商品貿易収支(5月)17:30
結果 -115.24億ポンド
予想 -125.50億ポンド 前回 -127.61億ポンド(-121.13億ポンドから修正)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(5日までの週)20:00
結果 -2.4%
予想 N/A 前回 -0.1%(前週比)

【カナダ】
カナダ中銀政策金利 23:00
結果 1.75%
予想 1.75% 現行 1.75%

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《7/10 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*コンウェイ米大統領顧問
ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官が協議のために近く訪中する可能性がある。

*米財務省
レバノンのイスラムシーア派組織ヒスボラへの資金面での支援にかかわったとして、
レバノンの2名の国会議員を含むヒスボラ幹部3名を経済制裁の対象に指定。
レバノンの現職議員への制裁は初めて、同組織はイランが支援している。

米10年債入札結果
最高落札利回り 2.064%(WI:2.057%)
応札倍率    2.41倍(前回2.17倍)

パウエルFRB議長(質疑応答)
トランプ大統領に要請されても辞任しない。
法律が4年間に任期を与えている。
フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に深刻な懸念。
7月のFOMCの前に全ての指標を確認。
FRBは常に分析に基づいた責務に着目。
6月の雇用統計はFRBの見通しに変化を与えなかった。
逆流にもかかわらず、経済は好調。
個人消費部門は力強い。
FRBはインフレの対称的目標である2%を維持する必要。
FRBは2%目標に強くコミットした。
不確実性は企業の設備投資の遅れを引き起す。
米国人は老後に向けた貯蓄が十分ではない。
労働市場に過熱の証拠は見られていない。
賃金上昇はインフレを圧迫するだけの強さはない。
失業率は低いが、賃金がそれに呼応していない。

*FOMC議事録
利下げの根拠が強まったと多くが判断。
数人はまだ強まっていないと判断。
近い将来の利下げは衝撃への緩衝材と数人が判断。
多くがリスクは下振れと判断。
数人が利下げは不均衡を生むリスクと指摘。
多くがインフレ期待は2%目標に沿っていると判断。

*ブラード・セントルイス連銀総裁
昨年12月に利上げすべきではなかった。
低インフレの中で過剰に予防的だった。
7月FOMCに関して、どの会合も事前に判断したくはない。
世界経済は自身の判断に影響を与えている。
成長が大きく鈍化する中で保険をかけたい。
7月の利下げは低インフレに対する予防的措置。
0.25%利下げは大きなインパクトは与えない。

*テンレイロ英中銀理事
合意無き離脱であれば利下げが必要。
最近の情勢は利上げの時期を延長させた。
利上げが直ぐに必要になるとは予想していない。

【カナダ】
*カナダ中銀声明
緩和の程度は適切。
直近の指標はカナダ経済が潜在成長への回帰を示唆。
貿易問題の緊張で国内経済の見通しは不透明。
今後の指標を注視。特にエネルギー産業や貿易関連。
米中貿易問題が製造業と設備投資を圧迫。
貿易問題の緊迫化は世界経済と国内経済への下振れリスク。
カナダ経済は一時的な軟化から潜在成長付近に戻している。
第2四半期のGDP見通しは2.3%。前回の1.3%から上方修正。
第2四半期の成長は温暖な気候や原油生産増加の一時的要因で強くなる。
2019年のGDP見通しは1.3%(従来1.2%)
インフレは2%目標付近での推移。
今年の全体インフレはガソリン価格の低下や他の一時的要因で低下の可能性。

【英国】
*英庶民院(下院)
次期首相が議会を休会することで合意なき離脱を強行する事態を阻止するための修正案を賛成多数で可決。
親EU派のドミニク・グリーブ元法務長官が提出。
賛成294、反対293で下院を通過した。

【トルコ】
*エルドアン大統領
中銀は経済の一部門である金融に関してもっとも重要な要。
全面的に改める必要があり、基礎を固めて、深刻なトラブルを防ぐ。
トルコはチェティンカヤ前総裁の過ちで大きな対価を支払った。

【メキシコ】
*アルトゥロ・エレラ新財務相
メキシコ経済、景気後退が差し迫っているとは思わない。
グローバルでは経済が減速も、メキシコの後退が近いとは考えられない。

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《本日予定されている主な経済指標》

【英国】
RICS住宅価格指数(6月)8:01
予想 -12% 前回 -10%

【日本】
第3次産業活動指数(5月)13:30
予想 -0.1% 前回 0.8%(前月比)

ユーロ圏】
ドイツ消費者物価指数・確報値(6月)15:00
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)
予想 1.6% 前回 1.6%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・確報値(6月)15:00
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.3% 前回 1.3%(前年比)

【南アフリカ】
製造業生産高(5月)20:00
予想 -0.6% 前回 2.8%(前月比)

【ブラジル】
小売売上高(5月)21:00
予想 1.3% 前回 1.7%(前年比)

【米国】
消費者物価指数(6月)21:30
予想 0.0% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.6% 前回 1.8%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.1%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 2.0% 前回 2.0%(食品エネルギー除くコア・前年比)

新規失業保険申請件数(6日までの週)21:30
予想 22.1万件 前回 22.1万件

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【東京市場】議会証言控えて様子見ムード

 ドル円は午前中に108円99銭を付けるなど、ドル高基調が継続する中で、直近高値を上回る動きを見せた。しかし109円を付けきれずに調整が入り、その後はもみ合い。とはいえ、朝からのレンジは17銭にとどまっており、ドル高円安圏での推移が続いた。ユーロドルのレンジは8ポイントにとどまっており、主要通貨は軒並み狭いレンジでの取引が続いた。

【ロンドン市場】欧州通貨堅調

 ドル円は東京午前に108円99銭を付ける動きを見せたが、高値はそこまで。ロンドン市場でも108円90銭台トライの場面が見られたが、109円が近くて遠い流れとなり、高値圏で膠着。21時半に公表されるパウエルFRB議長の議会証言のテキストや、23時から始まる議会証言を前に様子見ムードが広がった。
 昨日の海外市場で1.12を割り込んだものの、1.12台に戻し、東京市場で1.12ちょうど近辺がしっかりとなったユーロドルは、ロンドン市場で買い戻しの動きとなったが1.1230近くまでにとどまるなど、主要通貨は軒並み慎重姿勢が目立った。
 鉱工業生産や製造業生産高が弱めに出た英ポンドは、指標の弱さにもかかわらず対ドルを中心に買い戻し。東京市場などでの影響は限定的なものにとどまった合意なきブレグジットを議会休会の中で強行決定することを防ぐ法案成立などを好感する格好に。

【NY市場】議会証言受けてドル売りに

 ドル円が108円台前半推移、パウエル議長発言が重石となっている。議長は議会証言の中で「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と、世界経済に対する懸念が引き続き米経済の見通しを圧迫しているようだ」「インフレ圧力も抑制されたまま」などと発言し、市場は今月末の利下げ見通しを強める格好となった。質疑応答で先週末の強かった雇用統計について、「見通しに変化を与えなかった」と発言したこともドル売り材料に。

 ユーロドルが1.1250超えなどドルは全面安に。もっとも値幅自体はそれほど大きなものではない。

【本日の見通し】中期的にもドル安が広がる可能性

 議会証言を受けて今月末の利下げについての市場の自身が深まった格好。もっとも金利市場での織り込みはその前から100%に届いていたこともあり、下げは限定的に。とはいえ買い上げにくくなった面は大きく、頭の重い展開が見込まれる。
 109円が重くなったことも売りやすさにつながった格好。108円台後半が重く成る展開と見られ、中期的に売り遅れた向きの調整が本格化するともう一段の下げも。 
 
 1.1250を超えてきたユーロドルも同様。1.12割れを付けたもののすぐに戻してその後1.12兆語がしっかりしたこともあり、下値しっかり感が強まりそう。

【本日の戦略】戻り売り

 ドル円は109円をバックに売りに回る展開に。
体力次第だが、109円超えでストップで売りで攻めたい印象。
108円ちょうど手前である程度拾えると、ポジション維持がかなり楽になる。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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