日本銀行 金融政策決定会合議事録 4月24日25日開催分
海外経済は、減速の動きがみられるが、総じてみれば緩やかに成長している。
先行き当面は減速の動きが続くも、中国などにおける景気刺激策の効果発現やグローバルなIT関連財の調整の進捗などにより幾分成長率を高め、総じてみれば緩やかに成長。
日本の景気は、輸出・生産面に海外経済の減速の影響がみられるものの、所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、基調としては緩やかに拡大。
金融環境は、きわめて緩和した状態。
国際金融市場について、委員は、市場センチメントが改善し、このところ、多くの国で株価が上昇しているほか、為替相場や長期金利も、総じて落ち着いているとの認識を共有。
消費者物価の前年比は、プラスで推移しているが、景気の拡大や労働需給の引き締まりに比べると、弱めの動きが続いているとの認識を共有。
経済情勢の先行きの中心的な見通しについて、当面、海外経済の減速の影響を受けるものの、2021 年度までの見通し期間を通じて、景気の拡大基調が続くとの見方を共有。
執筆者 : MINKABU PRESS
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