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FOMC後のドル売り強まる、年内複数利下げ見通しが重石

見通し 

FOMC後のドル売り強まる、年内複数利下げ見通しが重石

中東情勢緊迫化も重石、イラン革命防衛隊が米無人偵察機グローバルホークを撃墜
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《6/20 木曜日》
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.10  1.1226  121.36
高値  108.14  1.1317  121.92
安値  107.21  1.1226  121.09
終値  107.30  1.1293  121.17
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《6/20 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21462.86 +128.99
DOW   26753.17 +249.17
S&P    2954.18 +27.72
Nasdaq  8051.34 +64.02
FTSE   7424.44 +20.90
DAX   12355.39 +46.86
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《6/20 木曜日の商品市場》
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=56.65(+2.89 +5.38%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1396.90(+48.10 +3.57%)
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《6/20 木曜日に発表された主な経済指標》

【NZ】
GDP(第1四半期)7:45
結果 2.5%
予想 2.3% 前回 2.3%(前年比)
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 0.6%(前期比)

【日本】
日銀政策金利 11:45
結果 -0.1%
予想 -0.1% 現行 -0.1%

全産業活動指数(4月)14:30
結果 0.9%
予想 0.7% 前回 -0.4%(前月比)

【英国】
小売売上高(5月)17:30
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 -0.1%(0.0%から修正)(前月比)
結果 2.3%
予想 2.7% 前回 5.1%(5.2%から修正)(前年比)

中銀政策金利(6月)20:00
結果 0.75%
予想 0.75% 前回 0.75%(英中銀政策金利)

資産買入枠
結果 4350億ポンド
予想 4350億ポンド 現行 4350億ポンド  

【米国】
新規失業保険申請件数(06/09 – 06/15)21:30
結果 21.6万件
予想 22.0万件 前回 22.2万件(前週比)

フィラデルフィア連銀景況指数(6月)21:30
結果 0.3
予想 10.4 前回 16.6

経常収支(2019年第1四半期)21:30
結果 -1,304億ドル
予想 -1,250億ドル 前回 -1,439億ドル(-1,344億ドルから修正)

景気先行指数(5月)23:00
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)

ユーロ圏】
消費者信頼感指数(速報値)(6月)23:00
結果 -7.2
予想 -6.5 前回 -6.5
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《6/20 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*日銀金融政策決定会合 現状維持
長短金利操作据え置き 賛成7反対2 
原田委員 ある程度変動しうるは目標としてあいまいとして反対
片岡委員 不確実性強まる中、金融緩和を強化するべきとして反対
資産買い入れ方針 全会一致
我が国の景気は基調として緩やかに拡大、輸出、鉱工業生産は弱めの動き
先行きの我が国の景気は海外経済減速の影響受けるも基調として緩やかな拡大続ける
消費者物価前年比マクロ需給ギャッププラスの状況続けること、
中長期的な予想物価上昇率が高まることなど背景に2%に向けて徐々に上昇率高める。
リスク要因、米国のマクロ政策運営やそれが国際金融市場に与える影響、
保護主義、中国など新興・資源国経済動向
片岡委員は先行き2%に向けて上昇率を高める可能性が低いとして先行きの見通しに反対
原田委員は物価目標との関係がより明確となるフォワードガイダンスの導入が適当として、
片岡委員は、財政・金融政策のさらなる連携が重要、
中長期の予想物価上昇に対する現状評価が下方修正された場合は、
追加緩和手段講じるとのコミットメント必要として反対

*黒田日銀総裁
海外経済めぐる下振れリスク大、マインドへの影響を注視する必要。
%目標は長い目でみた為替の安定に資する。
現在の強力な緩和を粘り強く続けていくことが適当。
景気は現状、基調として緩やかに拡大している。
追加緩和はさまざまな手段があり、組み合わせることも。
モメンタムが損なわれれば躊躇なく追加緩和検討。
主要国中央銀行の政策は、市場・世界経済に大きな影響与えることも。
世界経済に下方リスクが強まっている。
長期金利の変動幅のプラスマイナス0.1%の倍は柔軟に運用。
景気見通しのメインシナリオは依然として変わらず。
中国経済は底打ちしつつあるようにみえる。
20年春越えても現在の長短金利水準の維持はあり得る。
過度の金利低下、経済に悪影響およぼす可能性に留意必要。
金利曲線のフラット化を注視、必要なら適切に対応。
7月米利下げ、織り込まれていれば何があっても変わらない。
ETF購入、現時点では見直すことまったく考えていない。

【米国】
*トランプ米大統領
パウエルFRB議長を交代させる権限があると確信している。
ただ、当面、パウエル議長をFRB理事に降格させる計画はない。

*米国
イラン領空をドローンが飛行していたとの主張を否定。
(イラン、領内で米偵察ドローン撃墜と発表)と報じられていた。

*トランプ大統領
(直ぐに)わかるだろう!(イランへの対応を質問され)
株式市場は好調が続いている。
イランは間違いを犯した。
無人偵察機は公海にいた。
パウエルFRB議長が最終的には正しいことをするだろう。
G20では習主席との会談を準備。

【豪州】
*ロウ豪中銀総裁
政策金利がより下がるという見通しは非現実的なものではない。
労働市場には幾分の弛み。
財政・構造改革面からも雇用市場を支える。

【その他】
*メキシコ上院
19日、米国、カナダ政府と昨年11月に合意した。
米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の批准を承認した。
賛成114、反対4、棄権3

*サンダース米大統領首席報道官
13日のサウジアラビアの空港にミサイルが着弾した件、状況を注視している。
同ミサイルはイエメンのフーシ派によるものとみられている。

【ユーロ圏】
*レーン・フィンランド中銀総裁、
ユーロ圏経済について懸念しているが、リセッション入りは見通していない。
主要な目的は物価安定の目標を確かなものとすること。
短期的には貿易戦争に起因する困難な状況にある、行動する準備必要。
財政に余裕のあるメンバー国は成長加速に使うべき。
EUと米国はWTO改革を推進すべき。
ユーロ圏の強化のため、独仏はより緊密な協力を。
ECBは利下げ、QEなどあらゆる手段を有している。
資産購入の再開も検討。

【英国】
*英中銀
政策金利を9対0で据え置き決定。
ブレグジットに関する英中銀の前提と市場の見方に緊張あること指摘。
第2四半期成長見通しを+0.2%から0.0%に下方修正。
合意なき離脱のリスクが高まっている。

*英保守党党首選結果(20日)
ジョンソン氏:160票
ハント氏:77票
ゴーヴ氏:75票(落選)

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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
全国消費者物価指数(5月)8:30
予想 0.7% 前回 0.9%(前年比)
予想 0.7% 前回 0.9%(生鮮食品除くコア・前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI・速報値(6月)16:55
予想 44.6 前回 44.3

ドイツ非製造業PMI・速報値(6月)16:55
予想 55.2 前回 55.4

ユーロ圏製造業PMI・速報値(6月)17:00
予想 48.0 前回 47.7

ユーロ圏非製造業PMI・速報値(6月)17:00
予想 53.0 前回 52.9

【英国】
公共部門ネット負債(5月)17:30
予想 32億ポンド 前回 50億ポンド

【香港】
消費者物価指数(5月)17:30
予想 2.8% 前回 2.9%(前年比)

国際収支(第1四半期)17:30
予想 N/A 前回 403.9億香港ドル(420.8億香港ドルから修正)(経常収支)
予想 N/A 前回 240.0億香港ドル(総額)

【カナダ】
小売売上高(4月)21:30
予想 0.2% 前回 1.1%(前月比)
予想 0.4% 前回 1.7%(自動車除く・前月比)

【米国】
中古住宅販売件数(5月)23:00
予想 527万件 前回 519万件

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【東京市場】午前にドル安加速し、安値圏もみ合い

 NY市場午後の米FOMCを受けて米債利回りが一気に低下した。FOMC直後の利回り低下局面では2.01%台までにとどまり、2.02%台で東京朝を迎えたが、東京朝に入って再び急落を見せる格好となり、1.97%近辺まで。7月のFOMCでの利下げ見通しが100%に達し、9月での連続利下げ見通しも9割、12月までに3回の利下げ見通しも7割超えという状況に株高債券高(利回り低下 )ドル安という流れに。
 FOMC直後の下げで108円を割み107円90銭を付けた後108円台で朝を迎えたドル円は、107円55銭まで。米債利回りの低下を受けて、節目の107円80銭を割り込み、一気にドル売りが加速。107円台半ば手前の買いに下値を支えられたものの、下げの節目となった107円80銭が上値抵抗水準として作用しており、安値圏もみ合い。

 ユーロドルは1.1220台から1.1270台までのユーロ高ドル安。FOMC直後に1.1210台から1.1250超えまで上昇。その後1.1220台へ戻して朝を迎え、直近高値をあっさり超えて1.1270台まで。

 朝のGDPが予想よりも強めに出たNZドルは、0.6580近辺まで。FOMC直後に0.6520近辺から0.6560前後まで上昇。0.6530近辺でGDPを迎え、予想以上の好結果に0.6560近辺に戻し、その後はドル安の流れで0.6580近辺に。

【ロンドン市場】英中銀MPCで上昇一服

 ドル売りの動きの中でユーロドル、豪ドルドルなどがしっかりとなり
ユーロドルは1.13台に乗せる動きに。
ドル円は東京時間にすでに下げていたことに加え、
日銀金融政策決定会合後の黒田総裁会見で
長期金利の変動幅をより柔軟に広げる姿勢を示し
事実上の緩和ではとの思惑が広がったことで
円売りが入り、107円80銭台まで回復。

 ポンドはMPC後に売りが出る展開に。
序盤はユーロドルなど同様にしっかりの展開も
MPCで第2四半期の成長見通しを下方修正、
ブレグジットに関して英中銀の前提と市場の見方との間に緊張などと示したことで
ポンド売りが広がる展開に。

 イランの革命防衛隊が米無人偵察機グローバルホークを撃墜したことが報じられたが
米国の出方待ちとなってこの時間帯での影響は限定的。

【NY市場】ドル売り広がる

 ドル円は107円台前半へ値を落とした。
東京市場での安値を割り込む動きに。

 年内利下げ期待が拡大していることがドル売りにつながった。

 また、ロンドン朝に報じられた米無人偵察機をイラン革命防衛隊が撃墜した件で
トランプ大統領が非常に大きな間違いと発言。
中東の緊張感が強まる中でこちらもドル売りに。

【本日の見通し】ドル安基調継続

 FOMC後の下げが続く流れ、年内3回の利下げを織り込む動きを見せており
もう一段の下げもありそう。
昨日は東京朝に下げた後、戻りが107円80銭台までとかなり重くなっており
流れはまだ下方向。

 中東情勢のリスクも頭を抑えてきそう。
イラン革命防衛隊による米無人偵察機グローバルホークの撃墜は
かなりの緊張感を呼ぶ可能性。
領空侵犯とのイランの主張は米軍が否定。
今のところ米国側からの強硬姿勢はそれほど目立っていないが
これまでの姿勢から、強硬姿勢を今後示してくる可能性が意識されるところ。

 ドル円は107円割れも視野に入ってくる。金曜日ということで大台を維持してもみ合えば
いったんは値を戻す可能性も107円台後半では売りが入りそう。

【本日の戦略】戻り売り

 ドル円は戻り売りの流れ
107円台後半が重くなるとみている。
戻りなく突っ込んでの売りが出る可能性もあるが
週末を前に突っ込んだポジション作成はリスクが高い印象。
目先は108円台回復でストップ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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