日経平均、3月の月中平均を突破
米国企業4-6月四半期決算のプレアナウンスメント(予想修正)期間に株式相場上昇をすると、決算発表(7月第二週から本格化)では、むしろ出尽くしで調整してしまう可能性があるからです。
できるだけ相場が長続きするためには、ここはおとなしくもみ合いくらいでいたほうが良いのです。
本日東京市場は、FOMCを受けた米国株高を受けて上昇。50日線、75日線、そして3月の月中平均も突破。128円高の21,462円。
これで、国内機関投資家は、あくまでデータ平均上の話ですが、みな含み益状態になったということです。つまり、売り急ぐ理由がなくなったわけで、先高感があれば、一段買いにいこうか、と思い始める状況になったということです。
グローベックス市場では、ザラ場中、NYダウ工業株先物が76ドル高の気配と強めでした。また上海コンポジット指数もG20で米中主導会談、その前からUSTRのライトハイザー代表が、李鶴副首相と交渉を再開するという話が出回っていますので、2.5%という大幅な上昇となり、なんと50日線にまで高騰しています。こうした外部環境の好転も寄与していたのでしょう。