【東京市場】朝方堅調も一転して値を落とす
ドル円は朝方しっかりの動きで108円60銭台まで上昇。昨日トランプ米大統領がG20サミットで米中首脳会談を行うことを発表、習中国国家主席も前向きな姿勢を示したことを好感し、海外市場でドル買い円売りの動きに。東京朝もこの流れが継続。株高の動きなども支えとなり、ドル円はしっかり。
もっとも、その後一転して円買いの動きに。ロシアからのS400の購入を決めたトルコに対して米国が新たな制裁を検討と報じられ、リラ売り円買いが一気に進んだことでリスク警戒の動きに。
今晩のFOMCを前にポジション調整の動きが見られた。
ドル円はじりじりと108円30銭台まで下落。
トルコリラは報道を受けて一時一気にリラ売り。ドルリラは5.83台から一気に5.9170近辺に上昇。リラ円は18円55銭近辺から18円28銭近辺まで。すぐに少し値を戻したものの、元の水準に戻せずもみ合い。
クロス円は全般にドル円に追随。ドルストレートは各通貨とも小動き。豪、NZなどの10年債利回りが史上最低水準を更新も、豪ドル売り、NZドル売りの動きは限定的。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅