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トランプ発言でドル買戻し、この後はFOMC次第

見通し 

トランプ発言でドル買戻し、この後はFOMC次第

新潟での地震を受けてドル円は一時108円06銭まで
トランプ大統領がG20サミットでの米中首脳会談実施発言に108円中超え

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《6/18 火曜日》
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.55  1.1218  121.77
高値  108.68  1.1243  121.96
安値  108.06  1.1181  121.07
終値  108.45  1.1194  121.40
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《6/18 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  20972.71 -151.29
DOW   26465.54 +353.01
S&P    2917.75 +28.08
Nasdaq  7953.88 +108.86
FTSE   7443.04 +85.73
DAX   12331.75 +245.93
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《6/18 火曜日の商品市場》
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=53.90(+1.97 +3.79%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1350.70(+7.80 +0.58%)
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《6/18 火曜日に発表された主な経済指標》

ユーロ圏】
ドイツZEW景況感指数(6月)18:00
結果 -21.1
予想 -5.6 前回 -2.1

ユーロ圏消費者物価指数・確報値(5月)18:00
結果 0.8%
予想 0.8% 前回 0.8%(コア・前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.7%(前月比)
結果 1.2%
予想 1.2% 前回 1.2%(前年比)

ユーロ圏貿易収支(4月)18:00
結果 153億ユーロ
予想 170億ユーロ 前回 186億ユーロ(179億ユーロから修正)(季調済)
結果 157億ユーロ
予想 N/A 前回 225億ユーロ(季調前)

【米国】
住宅着工件数(5月)21:30
結果 126.9万件
予想 124.0万件 前回 128.1万件(123.5万件から修正)(住宅着工件数)
結果 129.4万件
予想 129.3万件 前回 129.0万件(129.6万件から修正)(住宅建築許可件数)

【NZ】
貿易収支(第1四半期)19日7:45
予想 1.60億NZドル 前回 -32.56億NZドル

【ブラジル】
ブラジル中銀政策金利 未定(19日-20日に発表予定)
予想 6.50% 現行 6.50%

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《6/18 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
海外経済は下方リスクが大きい。
米中貿易摩擦をめぐるリスクは高まっている。
FRBは適切な金融政策運営を行っていく。
長短金利操作は極めて緩和的な金融環境作り出している。

*6月政府月例経済報告 
景気総括判断を据え置き。
企業収益は「高水準で底堅く推移」に上方修正。
企業物価は「横ばい」。

*22時22分ごろ山形県沖で最大6強の地震
政府が新潟の地震で官邸対策室設置。
福島第1・第2原発で異常確認されず。
津波警報発表後に解除

【米国】
*トランプ米政権
中国からの輸入品3000億ドル相当に対する新たな関税計画の一環として公聴会を開始。
USTRが25日まで計7日間の日程で開く。
公聴会には米国の小売業者や業界団体などの代表、約320人が出席する見通し。

*シャナハン米国防長官代行
中東地域での陸海空の脅威に対応する防衛上の目的で約1000人を派兵することを承認した。

*トランプ米大統領
ECBの刺激策は米国との競争をアンフェアにする。
ユーロ圏と中国は長年にわたりアンフェアに逃げ込んでいた。
習主席ととても良い電話会談をした。
日本のG20で習主席と会うだろう
習主席とはG20で時間をかけて会談する。

*習近平国家主席
(中国のCCTVが習主席の声明伝える)
G20でのトランプ大統領との会談に前向き。
両国の懸念に対処することが重要。
トランプ氏と会談し、米中の根本的な問題を協議。

*ライトハイザーUSTR代表
G20では日本との通商協議も予定。

【豪州】
*豪中銀議事録
今後一段の緩和が適切となる可能性が高い。
労働市場が更なる緩和の決定を考慮する上で特に重要となる。
利下げは失業に対して効く唯一の選択肢ではない。
今月の利下げは労働市場の余剰能力の削減に寄与している。
データは労働市場に幾分余剰能力が残っていることを示唆している。
当面の間、物価や賃金の上昇を抑制する要因も残る見込み。
低金利は豪ドル安を後押し。
低金利は家計の債務返済削減に寄与する。
預金者にとっては不利益も、経済全体には刺激となる。
低金利は借り手のリスクを刺激しないがインフレに影響。

【ユーロ圏】
*ドラギECB総裁
量的緩和、まだかなりの余地ある。
見通しが改善しなければ、追加緩和が必要に。
追加利下げはECB政策手段の一部。

*独Ifo
2020年独GDP成長見通し+1.7%(従来+1.8%)
2019年見通しは+0.6%で変わらず。
製造業などの弱い動きが労働市場や国内経済に波及。

*独ZEW 
景況感指数の急激な落ち込みは、世界経済の不透明感高まり、第2四半期初頭の独経済指標の悪化が背景。
米国と中国の貿易戦争、中東での軍事衝突のリスク、英合意なき離脱の可能性上昇などが影落とす。
独産業界からは、4月に生産、輸出や小売などが予想以上に悪化と報告されている。
独景気見通しは2018年第4四半期と同様に低迷。

*ECB当局者ら
新たな緩和策では利下げが最優先とみている。

*プラートECBチーフエコノミスト
利下げの場合は金利階層化に焦点当たるだろう。
市場は過剰に反応すべきではない。
ユーロ圏の賃金とインフレ改善してきている。
貿易に起因した不透明感ヘのECBの対処を非難すべきではない。
市場はECBの行動を催促すべきではない。

【英国】
*英保守党党首選2回目投票結果
ジョンソン氏:126票
ハント氏:46票
ゴーブ氏:41票
スチュワート氏:37票
ジャヴィド氏:33票
ラーブ氏:30票(落選)

【日本】
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
通関ベース貿易収支(5月)8:50
予想 -12000億円 前回 568億円(604億円から修正)
予想 -7545億円 前回 -1109億円

【豪州】
Westpac先行指数(5月)9:30
予想 N/A 前回 -0.09%(前月比)

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(5月)15:00
予想 0.1% 前回 0.5%(前月比)
予想 2.1% 前回 2.5%(前年比)

ユーロ圏経常収支(4月)17:00
予想 N/A 前回 247億ユーロ

【南アフリカ】
消費者物価指数(5月)17:00
予想 0.3% 前回 0.6%(前月比)
予想 4.4% 前回 4.4%(前年比)

【香港】
失業率(5月)17:30
予想 2.8% 前回 2.8%

【英国】
消費者物価指数(5月)17:30
予想 0.3% 前回 0.6%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.1%(前年比)
予想 1.6% 前回 1.8%(コア・前年比)

生産者物価指数(5月)17:30
予想 0.2% 前回 1.1%(仕入・前月比)
予想 0.8% 前回 3.8%(仕入・前年比)
予想 0.2% 前回 0.3%(出荷・前月比)
予想 1.7% 前回 2.1%(出荷・前年比)
予想 2.0% 前回 2.2%(出荷コア・前年比)

小売売物価指数(5月)17:30
予想 0.2% 前回 1.1%(前月比)
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
予想 2.9% 前回 3.0%(除くモーゲージ利払い・前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(14日までの週)20:00
予想 N/A 前回 26.8%(前週比)

FRB政策金利 20日3:00
予想 2.25-2.50% 現行 2.25-2.50%

【カナダ】
消費者物価指数(5月)21:30
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.1% 前回 2.0%(前年比)

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【東京市場】ドル安円高進行、豪ドル円の下げきっかけ

 ドル円は108円20銭台まで値を落とす展開に。きっかけとなったのは午前の豪ドル円の下げ。豪中銀金融政策理事会議事要旨において、この後の追加緩和の必要性が言及されたことで豪ドル円が下落。その他通貨でも円高に。
 豪ドル円は1月3日以来の74円割れを示現する展開。対ドルでも0.68台後半から0.6830台まで。豪10年債利回りが史上最低水準を更新しており、豪ドル売り圧力が強まる格好に。
 ドル円は108円50円台から豪ドル円の下げに108円30銭台まで値を落とし、その後も売りが続いて108円20銭台まで。米10年債利回りの低下なども見られたことから戻りが鈍く、じりじりと下値を試す展開が見られた。
 ユーロドルは1.1210台から1.1240近辺まで上昇。米債利回りの低下によるドル売りが支えに。

【ロンドン市場】ドラギ総裁追加緩和示唆

 ドラギ総裁がECB主催フォーラムでの講演で
追加利下げを示唆し、一気にユーロ売りの場面が見られた。
総裁は見通しが改善しなければ、追加緩和が必要渡野辺
ユーロは序盤の1.1240台から1.12割れへ急落。
独ZEWの弱さなども加わって1.1181まで。
 ユーロ円は下げたが、ユーロ安ドル買いもあり、ドル円は108円台前半でもみ合い。

【NY市場】トランプ大統領発言がドル買い

 新潟で起きた震度6強の地震を受けて、朝方に一気のドル売り円買い。
ドル円は一時108円10銭を割り込んだ。
しかし、その後のトランプ発言で一気に買い戻し。
大統領はG20サミットで米中首脳会談を時間をかけて行うと発言。
期待感から一気のドル買いで108円台半ば超えまで。
習中国国家主席も前向き発言を行っている。
ダウ平均が一時400ドル超の上昇を見せるなど
株高ドル高円安の動きに。

【本日の見通し】FOMCにらむ

 FOMCの結果発表を今晩控えており、それまでは動きにくい展開に。
一部で利下げ期待もあるが、大勢は据え置き見通しとなっており、据え置きの場合金利自体に対する反応は限定的か。
 サプライズで利下げに踏み切った場合、9月12月の追加利下げ期待が一気に強まることもあり、ドル売りが加速する可能性が高い。
 ただ、通商問題が大きなポイントとなる中で、G20を前にした利下げは少し時期尚早という印象も、フォワードガイダンス的な観点からも
今回は見送りの可能性が高いと考えられる。
 大勢の見通し通り据え置いた場合、ポイントは複数。
 まずは声明、会見で辛抱強くなれるとのこれまでの文言がどうなるか。残った場合は7月の利下げ期待が後退することもあり、ドル買いに。
 文言が省かれた場合はどこまで7月などでの利下げを意識させる表現になっているか。
 FOMCメンバーによる予測では、経済成長見通しの引き下げが見られるかがまずポイント。
 ドットプロットでは、前回は見られなかった利下げ見通しがどこまで広がっているか。
 また、複数回の利下げ、さらには状況によっては3回以上の利下げをどこまで見込んでいるのかがポイントに。
 今後の積極的な利下げの印象が強まるとドル売りが強まるとみられる。

【本日の戦略】FOMC次第

 FOMC次第で大きな反応。
ドル円は108円台でのレンジ取引からどこまで走るか。
大きく動くリスクは依然下方向とみている。
107.80割れで動きが加速の可能性も。
不安定な動きになりそうでストップを確実に。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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