【NY市場】ドル円は108円台でのレンジ取引続く、リスク警戒の動きも
NY市場でドル円は108円台前半を中心とした動き。午前中はドル高円安の動きが優勢で、
一時108円54円を付ける動きが見られたが、108円50銭超えでの買いに慎重な姿勢が見られ
NY午後は売りが優勢となった。
ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃について、米国務長官がイランの責任と発言したこともあり
リスク警戒の動きが広がる展開に。NY原油の上昇などもあり、ドル円の頭を押さえた。
米株が反発したにもかかわらず、米債利回りの低下が見られ、ドル売りに寄与した面も。
ユーロドルは頭の重い展開に。イタリア20年債発行などの報道に財政問題に対する警戒感が広がり
ユーロの重石となった面も。ユーロ円の頭も重い。
保守党党首選第1回投票が行われ、ボリスジョンソン前外相が差をつけて一位となったポンドは
大きな方向性は見られず。二位に穏健派のハント外相が入り、今後の情勢次第との思惑が広がったことで
動きが出にくかった面も。
ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃を受けた原油高でロンドン市場で買いが入ったカナダは
NY市場では調整の動き。もっとも上下ともに昨日のNY市場午後の下げのレンジ内での動きにとどまっている
minkabu PRESS編集部 山岡和雅