ドル円小動き、来週のFOMCを控えて模様眺め=東京為替概況
12日の東京外国為替市場で、ドル円は108円半ばで小動きだった。値幅は10銭程度とかなり狭い。
米利下げ観測が広がるなか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの気分が強いことが売買手控えにつながっている。企業や家計が支出にやや慎重になっているほか、5月の米雇用統計が弱かったことが背景。サプライズを避けるため来週のFOMCで利下げが示唆され、月末のG20首脳会議に絡んだ米中の動きを見定めたうえで、来月利下げに踏み切るみられている。
ユーロ円は122円後半、ポンド円は137円後半でやや重かったが、ドル円と同様に値幅は限定的。ユーロドルやポンドドルにも目立った値動きはみられなかった。
資源国通貨は軟調。豪ドル/ドルは0.69ドル半ば、豪ドル円は75円前半まで軟化。NZドルやカナダドルも主要通貨に対して軟調だった。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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