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【これからの見通し】株と債券の動きで振れやすい展開、きょうは米生産者物価指数

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【これからの見通し】株と債券の動きで振れやすい展開、きょうは米生産者物価指数

 東京市場ではドル円は108円台半ばへと再び上昇した。クロス円も総じて下げ渋りとなっている。上海株が2%超の大幅高となっており、日経平均も3日続伸と足元のリスク動向は改善している。背景には米利下げ観測とともに、米中首相会談への期待感があるようだ。一方で、債券市場では米債利回りの動向に注目が集まっている。利下げ観測で金利は低下傾向にある。ただ、株高局面では金利上昇となり、ドル相場の反応は神経質となりやすい。ドル円相場は円とドルの両面が打ち消しあったり、重なり合ったりしながらの動き。足元では108円台から上下どちらに抜け出すのか不透明な状況となっている。

 このようなときにはハッキリとした数字が示されると分かりやすくなりそうだ。きょうは米生産者物価指数が発表される予定。前月比+0.1%、前年比+2.0%といずれも前回の+0.2%、+2.2%から伸びが鈍化する予想となっている。インフレの伸び鈍化は米利下げ観測を後押ししやすく、まずはドル売り先行の反応が想定される。ポイントは、米株式市場の動向。利下げ期待を好感する買いが続けば、円安からドル円の下支えに。一方、米株に買い疲れがでてくるようだと、リスク回避の円高とドル安圧力が重なり合うことに。

 このあとのロンドン・欧州市場では、英雇用関連指標が注目される。2-4月のILO失業率は3.8%と前期と同水準が予想されている。インフレ動向に影響を与える賃金は、前年比+3.0%と前期の+3.2%から伸び鈍化が予想されている。雇用者数の伸びは4千人程度と前期の9.9万人増から減速する見込み。昨日は生産関連指標の弱さが、英国の合意なきEU離脱への警戒感が現実のものとなっていることを示していた。雇用関連指標にも悪影響がでてくるのかどうかがポイントに。ユーロ対ポンド相場は、ここ1か月間にユーロ買い・ポンド売りの明確な流れが形成されてきている。

 発言・イベント関連では、ブロードベント英中銀副総裁、ソンダース英中銀委員など英金融当局者らが議会で証言を行う。これまで、秩序だった離脱を前提に見通しを語る場面が多かったが、そろそろ合意なき離脱のケースについても突っ込んだ発言が聞きたいところだ。10人の次期英保守党党首候補らからの発言も多くなりそうだ。米国では3年債入札(380億ドル)が実施される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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