小動き=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は108円半ばで小動き。先週末の東京時間の水準とほぼ横ばい。
先週末の米雇用統計は弱く、7月以降の米利下げ観測が高まったことがドル円を押し下げたが、米国がメキシコからの輸入品に対する関税を見送ったため、値を戻して今週の取引が始まった。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する注目度が一気に高まっている。市場参加者の期待通りであれば、来週のFOMCでサプライズを避けるために利下げを示唆し、来月利下げという手順を踏むことになる。
ユーロ円が122円後半、ポンド円は138円ちょうど付近で円売りが優勢。景気懸念がやや後退している。
豪ドル円は75円後半で推移し、週明けの上げ幅をほぼ消している。豪ドル買いが先行した後、ドルやユーロに対しては豪ドル売りが優勢となっている。5月の中国貿易統計に対する反応はあまりみられない。
日経平均は大幅続伸。前引けでは前営業日比226.67円高の2万1111.38円となった。

執筆者 : MINKABU PRESS
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