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株高などを受けてリスク警戒後退

見通し 

株高などを受けてリスク警戒後退

豪ドルは中銀総裁発言などで6月の利下げ期待一気に強まり売りが出る流れに
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《5/21 火曜日》    
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.06  1.1166  122.89
高値  110.67  1.1188  123.74
安値  110.02  1.1142  122.68
終値  110.50  1.1161  123.33
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《5/21 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21272.45 -29.28
DOW   25877.33 +197.43
S&P    2864.36 +24.13
Nasdaq  7785.72 +83.35
FTSE   7328.92 +18.04
DAX   12143.47 +102.18
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《5/21 火曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=62.99(-0.11 -0.17%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1273.20(-4.10 -0.32%)
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《5/21 火曜日に発表された主な経済指標》

【シンガポール】
GDP・確報値(第1四半期)9:00
結果 3.8%
予想 2.3% 前回 2.0%(前期比)
結果 1.2%
予想 1.4% 前回 1.3%(前年比)

ユーロ圏】
消費者信頼感指数(速報値)(5月)23:00
結果 -6.5
予想 -7.7 前回 -7.9

【米国】
中古住宅販売件数(4月)23:00
結果 519万件
予想 535万件 前回 521万件
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《5/21 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*麻生財務相
GDPが2四半期連続でプラスとなったことは悪くない。
中国経済の面で輸出がマイナスとなっている。
設備投資についても、製造業中心に先送りという感じがしないでもない。
全体としては米国も悪くない、中国は短期的な景気の底割れはない。
中国では公共事業が活発となっている。
粗鋼生産を維持している割にダンピング輸出の話をこのところ聞かない。
輸出より輸入が減っている分だけGDPは良くなる面も。
今後について、予算執行はこれから、予算を考えても景気が良くなっていると判断している。
雇用や企業収益も高水準。
衆院選と消費増税の判断、両者に関係はない。

*茂木再生相 
ライトハイザーUSTR代表の24日の訪日は決まっていない。

*黒田日銀総裁
ETFの購入は株価の大きな変動を抑制していることは事実。
株価の引き上げを目的とはしていない。
日銀による国債の買い入れは物価安定のため実施しているもの、MMTの想定とは全く違う。
日銀短観、企業の業況判断は、全体としてはかなり高い。
日銀生活意識調査、全体としてはあまり変わっていない。

【米国】
*パウエルFRB議長
米経済は逆風を受けたにもかかわらず、経済成長の持続や力強い雇用創出、賃金上昇を示している。
こうした状況の全ての背景に落ち着いたインフレ圧力がある。
現行の金融政策の枠組みは、公共の利益にかなっている。
インフレ目標におけるインフレレンジの活用は、検討に値する選択肢の1つ。
米中の通商協議の結論は分かっておらず、影響の判断は時期尚早である。
準備通貨としてのドルに脅威はない。
企業債務について、過去最高水準に近く、最近の発行は高リスクのセグメントに集中している。
このため、今後米経済が悪化した場合は一部企業は財務面で深刻な負担を強いられる可能性。
もっとも、企業債務や他の要因による金融安定性へのぜい弱性は強まっていない。
企業債務によるリスクを軽視するものではないが、米金融システムはショックに対して十分に強い。

*ボスティック・アトランタ連銀総裁 
企業債務リスクが増大も、危機水準ではない。
インフレ2%目標に達しないことには疑問がある。
金融危機に対する見方でパウエルFRB議長に賛同。
インフレ期待が抑制されていないとは言えない。
自身のモデルによると自然失業率(NAIRU)は4.1%、精査が続く。

【豪州】
*ロウ豪中銀総裁 
理事会は6月の理事会で利下げについて考えるだろう。
失業率は5%以下へ低下することが出来る。
低金利は物価や雇用成長を支える。
正直に言ってRBAが緩和バイアスにあるといえる。
インフレターゲットは金融政策の枠組みの中心に依然としてある。
物価が2%を超えるには幾分の時間が必要。

【英国】
*レッドサム英下院議長
必要ならば合意なき離脱可能とすべき。
引き続きメイ首相のEU離脱協定案を支持する。
次期保守党党首に前向き。

*メイ首相
もし、自身の法案が通過すれば、議会に対して2回目の国民投票
実施の採決を提案。

*ジョンソン前英外相
メイ首相の法案に反対を投じる。

【米国】
*エバンス・シカゴ連銀総裁
低金利下でのバランスシートの役割を検討する必要。
低成長トレンドはいずれ量的緩和を拡大させる。
決定に関する外部からの非難は政策決定過程の一部。

*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
いずれインフレは2%に戻る。
関税はインフレを迅速に2%まで上昇させる可能性。
直近のデータは緩やかな成長に沿った内容。
貿易協議の決裂は顕著な下振れリスクになる。
輸入はインフレ期待を引き下げない。

【その他】
*OECD世界経済見通し
2019年の世界経済成長率予測引き下げ、3.3%から3.2%に。
2019年米国成長率は2.8%、従来2.6%
2019年ユーロ圏成長率は1.2%に、従来1.0%
2019年ドイツ成長率は0.7%に据え置き。
2019年イタリア成長率は0.0%に、従来-0.2%
2019年中国成長率は6.2%に据え置き。
2019年日本成長率は0.7%に、従来0.8%
2019年英国成長率は1.2%に、従来0.8%
2019年ブラジル成長率は1.4%に、従来1.9%
2019年インド成長率は7.2%に据え置き。
2019年カナダ成長率は1.3%に、従来1.5%
最近の関税措置で米国と中国成長を今後調整する必要も。
世界経済のために米中は貿易摩擦の道のりを戻る必要ある。
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《本日予定されている主な経済指標》

【NZ】
小売売上高(第1四半期)7:45
予想 0.6% 前回 1.7%(前期比)

【日本】
機械受注(3月)8:50
予想 0.0% 前回 1.8%(前月比)
予想 -3.4% 前回 -5.5%(前年比)

通関ベース貿易収支(4月)8:50
予想 2327億円 前回 5278億円(5285億円から修正)
予想 -375億円 前回 -1778億円(季調済)

【南アフリカ】
消費者物価指数(4月)17:00
予想 0.7% 前回 0.8%(前月比)
予想 4.5% 前回 4.5%(前年比)

【英国】
消費者物価指数(4月)17:30
予想 0.7% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.2% 前回 1.9%(前年比)
予想 1.9% 前回 1.8%(コア・前年比)

生産者物価指数(4月)17:30
予想 1.3% 前回 -0.2%(仕入・前月比)
予想 4.5% 前回 3.7%(仕入・前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(出荷・前月比)
予想 2.3% 前回 2.4%(出荷・前年比)
予想 2.2% 前回 2.2%(出荷コア・前年比)

小売物価指数(4月)17:30
予想 0.9% 前回 0.0%(前月比)
予想 2.8% 前回 2.4%(前年比)
予想 2.8% 前回 2.4%(除くモーゲージ利払い・前年比)

公共部門ネット負債(4月)17:30
予想 51億ポンド 前回 8億ポンド

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(17日までの週)20:00
予想 N/A 前回 -0.6%(前週比)

【カナダ】
小売売上高(3月)21:30
予想 1.0% 前回 0.8%(前月比)
予想 0.8% 前回 0.6%(自動車除く・前月比)

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【東京市場】豪中銀の6月利下げ期待広がり、豪ドル売り

 10時半の豪中銀金融政策理事会議事録、12時過ぎからのロウ豪中銀総裁講演などを受けて豪ドル売りの動きが広がった。議事録発表前の調整もあって朝方対ドルで0.6910近辺から0.6930手前まで買いが入った豪ドル。豪中銀議事録でもし雇用が改善しなければ利下げが適切になるだろうなど、今後の利下げに向けた姿勢が見られたこともあり、朝の上昇分を解消する動きに。さらに12時過ぎのロウ中銀総裁講演では、6月の会合で委員は利下げについて考えるだろうと発言し0.69割れ。さらに豪中銀ははっきり言って緩和バイアスにあると発言し、さらに売りが強まり、0.6870台まで売り込まれた。
 豪ドル売りドル買いの流れもあってドルは対円を除く全般にしっかり。NZドルが豪ドルにつれ安となって0.6540台から0.6510台へ下げたほか、ユーロドルが1.1170近辺から1.1152近辺までユーロ安ドル高になるなどの動きに。

【ロンドン市場】欧州株堅調でリスク警戒後退

 欧州株が堅調な動きを見せたことで
ロンドン市場で円安の動きが広がった。
ドル円は110円台前半でのしっかりとした推移に。
東京市場でも見られたリスク警戒後退の動き。
OECD経済見通しで世界経済全体の成長見通しは0.1%ポイント引き下げも
ユーロ圏や米国の経済見通し引き上げが見られ、リスク警戒感の後退に。

ポンドはもみ合い。ブレグジットがらみのごたごたが重石。
メイ首相は新たな離脱案を議会に提出方針。

【NY市場】ドル高円安強まる

 ドル円は一時110円67銭近辺まで。
米商務省がファーウェイに対する措置を既存サービスや保守に限り
8月19日まで猶予との報道がドル買いにつながった。

 英国のメイ首相はEU離脱に関する新たな法案提出。
4度目となる同提案の採決に向け、法案が通れば二度目の国民投票の是非を議会採決へ
などの新たな提案も見られたが、
ジョンソン元外相が反対を表明するなど、合意形成は難しそう。
二度目の国民投票の可能性でポンドドルはNY朝の1.26台から1.28ドル台まで上昇も
その後戻り売り

【本日の見通し】上値期待も

 ここにきて急速にリスク警戒後退の動き。
米中通商問題への警戒感は継続、
週末の日米通商協議などリスク材料が並ぶものの
ドル高の勢いが継続。
ドル人民元でのドルだかなどもドル全般の買いにつながる展開に。

 もっともリスク警戒の動きが継続しているため
要人発言など次第で一気の円買いも。
110円台半ばを中心としたレンジ取引から
上値トライを期待という流れも、
リスク警戒の意識は継続。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル買い円売り、クロス円買いの流れがみられるが
欧州通貨は欧州議会選挙前にやりにくく
オセアニア通貨は豪ドルの早期利下げ期待が昨日強まったところでやりにくさがあり
ドル円での押し目買いか。
110円台後半での買いは避けたいところで、
ごく短期的には110円割れでやめるつもりでの買いという印象。

 少し長めであればまだ売りの流れで111円近いところはいったん売りに回ってみたいという印象。
                              
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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