ポンドは元に戻る ジョンソン前英外相は反対を投じると表明=NY為替
NY時間の終盤に入ってポンドは戻り売りに押されており、ポンドドルは1.27ドルちょうど付近まで戻している。メイ首相のEU離脱協定に関連した新たな法案提出を発表した。3度否決され4度目の正直だが、同首相がこれまで頑なに拒否していた2回目の国民投票実施に関しても議会採決にかける可能性があると発表。採決にかける条件として、自身の提示した法案が通過したならば、2回目の国民投票実施の是非を議会採決にかけるとしている。メイ首相はこの法案がEU離脱に向けた最後のチャンスでこれを承認しなければ、合意を伴った離脱はできないとも語った。
ポンドドルは1.26ドル台に下落してNY時間が始まったが、2回目の国民投票の可能性が伝わったことで、一時1.28ドル台まで急上昇する場面が見られた。しかし、買いが一巡した後は戻り売りに押され元の位置に戻っている。上に往って来いの展開。
英議会の行方はなお不透明で合意無き離脱のリスクは残る。メイ首相の後継に立候補を表明している離脱強硬派のジョンソン前外相は、メイ首相の法案に反対を既に表明している。
GBP/USD 1.2703 GBP/JPY 140.51 EUR/GBP 0.8786
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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