【5月22日予想】株価が上がらない理由は？
上値の重い展開が続いています。日経平均株価は前日比0.14％マイナスの21272円45銭、マザーズ指数は前日比1.02％マイナスの871.77ポイントとなりました。5月に入り日経平均株価は約1200円下落しましたが、その後の反発で戻したのが約200円にとどまっており、上値の重い展開が続いています。
株価が反発しない要因として考えられるのは、
・株価下落の原因となっている米中貿易摩擦の状況が進展していないこと
・5月は様子見姿勢の投資家が多く、株価が上がりにくい傾向があること
だと考えています。
「米中貿易摩擦の状況が進展していないこと」についてはただ状況を見守るしかできませんが、「様子見姿勢の投資家が多く、株価が上がりにくい傾向があること」については、6月は好決算を発表した銘柄の株価があがりやすい傾向があるため、決算発表が終わった今からのタイミングで短期的ですが需給面では徐々に回復するのではないかと考えています。
このように今は需給面で改善が見込める局面ではあるのですが、なかなか株価が上がりません。
ですので私は今不安に感じているのです。
ちょうど今のタイミングが、5月の株価下落後に仕込んだ投資家が、売るタイミングを狙って反発を待っている局面です。それが反発せずに終わってしまい、さらに何らかの悪材料で株価が下落し始めると、5月の株価下落後に仕込んだ投資家が投売りしてくるのではないかと考えているのです。
ですので今は反発に備えつつ、再度の暴落に備える局面かもしれません。仮に株価が反発してもそれは一時的な可能性が高いので十分に注意して下さいね。22日の日経平均株価の予想は大幅安とします。
