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【ロンドン市場】欧州株堅調で円高は一服、ドル円は前日高値に並ぶ

見通し 

21日のロンドン市場は、円高の動きが一服している。序盤は東京市場後半の流れを受けて、円買い優勢に始まった。豪中銀が6月理事会での利下げの可能性を示唆したことで豪ドルが下落し、ドル高と円高圧力がその他通貨にも波及した格好。欧州株は買い先行で取引を開始したが、ドル円は110.10近辺、ユーロ円122.70近辺、ユーロドル1.1140近辺などへと下押しされた。しかし、OECD世界経済見通しでの世界経済成長下方修正は0.1%ポイントと最低限にとどまり、ユーロ圏や米国などは見通しが引き上げられた。これをきっかけに欧州株が一段高、米株先物も買われドル円、クロス円は反発。ドル円は110.32レベルと前日高値に並んだ。ユーロ円は123円手前、ユーロドルは1.1150挟みでの揉み合いに落ち着いた。そのなかでポンドは反発力が弱い。EU離脱をめぐる英政治混乱が引き続き懸念されているもよう。豪ドルも利下げ観測が根強く、上値は重い。一方、原油高とともにカナダ円は本日高値を広げている。

ドル円は110円台前半での取引。序盤はクロス円とともに上値が重い値動きで、110.10近辺へと軟化した。しかし、欧州株が上げ幅を拡大するなかで次第に買いが優勢になり、取引中盤には110.32レベルと前日高値に並んだ。OECD経済見通しでは、今年の日本の成長見通しは0.8%から0.7%に引き下げられた。消費税や日米貿易戦争の影響が懸念されている。

ユーロドルは1.11台半ばでの取引。東京午後に軟調に推移した流れを受けて、序盤に安値を1.1142レベルまで広げた。その後は1.1150台までの反発となり、揉み合い商状に。ユーロ円はドル円とともに売りが先行し、122.68レベルに本日安値を更新。しかし、OECD経済見通しでユーロ圏、ドイツ、イタリアなどの今年の成長見通しが引き上げられると122.90台へと反発している。世界経済全体では3.3%から3.2%へと小幅の引き下げにとどまっていた。ただ、今後の米中貿易戦争次第では見通しの調整もあると指摘された。

ポンドドルは1.26台後半での取引。東京午後からの下落の流れが継続し、安値を1.2685レベルに更新した。対ユーロでも売りが優勢で1.27ちょうど付近では上値が抑えられている。ポンド円は序盤に139.65レベルまで下落。その後は140円台乗せ水準までの反発。EU離脱をめぐる英政治不透明感が継続しており、ポンドは上値が重い。レッドサム英下院議長は、メイ首相案を支持するとしながらも、必要であれば合意なき離脱の可能とすべきと述べている。また、英保守党には依然としてメイ首相辞任に向けた動きが強まっているもよう。メイ首相は新たな離脱案を議会に提出する方針。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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