豪ドル売り優勢、6月の利下げ確率一気に強まる=東京為替概況
10時半の豪中銀金融政策理事会議事録、12時過ぎからのロウ豪中銀総裁講演などを受けて豪ドル売りの動きが広がった。議事録発表前の調整もあって朝方対ドルで0.6910近辺から0.6930手前まで買いが入った豪ドル。豪中銀議事録でもし雇用が改善しなければ利下げが適切になるだろうなど、今後の利下げに向けた姿勢が見られたこともあり、朝の上昇分を解消する動きに。さらに12時過ぎのロウ中銀総裁講演では、6月の会合で委員は利下げについて考えるだろうと発言し0.69割れ。さらに豪中銀ははっきり言って緩和バイアスにあると発言し、さらに売りが強まり、0.6870台まで売り込まれた。
豪ドル売りドル買いの流れもあってドルは対円を除く全般にしっかり。NZドルが豪ドルにつれ安となって0.6540台から0.6510台へ下げたほか、ユーロドルが1.1170近辺から1.1152近辺までユーロ安ドル高になるなどの動きに。
豪ドル円の売りもあって、ドル円はもみ合い。朝方は円高が優勢で110円ちょうどトライも、110.02近辺までと大台を維持。その後は買いが強まり110.26近辺まで。
minkabuPRESS編集部山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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