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リスク警戒継続も、下値もしっかり

見通し 

リスク警戒継続も、下値もしっかり

米国のファーウェイへの措置に中国も対抗姿勢示す
米中関係の深刻化懸念に一時109円台

豪ドルは週末の選挙の予想を覆す与党勝利に買いが広がる
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《5/20 月曜日》    
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.10  1.1160  122.85
高値  110.32  1.1175  123.19
安値  109.81  1.1151  122.54
終値  110.06  1.1166  122.89
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《5/20 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21301.73 +51.64
DOW   25679.90 -84.10
S&P    2840.23 -19.30
Nasdaq  7702.38 -113.91
FTSE   7310.88 -37.74
DAX   12041.29 -197.65
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《5/20 月曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=63.10(+0.34 +0.54%)
ブレント先物7月限(ICE)(終値)
1バレル=71.97(-0.24 -0.33%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1277.30(+1.60 +0.13%)
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《5/20 月曜日に発表された主な経済指標》

【英国】
ライトムーブ住宅価格(5月)8:01
結果 0.9%
予想 N/A 前回 1.1%(前月比)
結果 0.1%
予想 N/A 前回 -0.1%(前年比)

【日本】
GDP・1次速報値(第1四半期)8:50
結果 0.5%
予想 -0.1% 前回 0.5%(前期比)
結果 2.1%
予想 -0.3% 前回 1.9%(前期比年比)

GDPデフレータ・1次速報値(第1四半期)8:50
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 -0.3%(前年比)

鉱工業生産・確報値(3月)13:30
結果 -0.6%
予想 N/A 前回 -0.9%(前月比)
結果 -4.3%
予想 N/A 前回 -4.6%(前年比)

設備稼働率(3月)13:30
結果 -0.4%
予想 N/A 前回 1.0%(前月比)

ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(4月)15:00
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 -0.1%(前月比)
結果 2.5%
予想 2.5% 前回 2.4%(前年比)

ユーロ圏経常収支(3月)17:00
結果 247億ユーロ
予想 N/A 前回 279億ユーロ(268億ユーロから修正)(季調済)

【香港】
失業率(4月)17:30
結果 2.8%
予想 2.8% 前回 2.8%

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《5/20 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米大統領
米中貿易戦争での最終目標について、私は非常に満足している。
米国は多額の資金を手にした。
中国は我々ほどうまくやっていない。

*ボスティック・アトランタ連銀総裁
貿易問題の不透明感が企業の設備投資を押し下げている。
長期的、持続的な成長率は2%前後。
しっかりとした成長が継続することが自身の基本シナリオ。
即時の利下げは予想せず。
インフレ目標に届かないことについて懸念していない。
企業は私に消費者の需要は力強いと語っていた。
企業は貿易問題のリスクにさらされていると述べている。
力強い消費が落ち込む兆候は無い。
金利はどちらに動く可能性も見ていない。
昨年12月の利上げは間違いではなかった。
雇用が守られる中で、消費者の信頼感は高まっている。

*ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 
現状の経済や金融政策見通しには言及せず。
金融政策はルール通り機械的であるべきではない。

*ブラード・セントルイス連銀総裁
低コアインフレが続けば利下げを提唱。
米経済は非常に良い状況。
トランプ大統領がFRBの政策に対して発言するのは自然。
FRBは二大責務達成に最善を尽くしている。
イールドカーブ目標はFRBの見解の一部。

【中国】
*中国人民日報論説
米国は中国がいかなる脅しも決して受け入れることはないと理解すべき。
同国の最大限の圧力という戦術は失敗する運命にある。
米国が交渉の継続を望むなら誠意を示してほしい。
一部の米当局者が中国が米国から数千億規模の知的財産権を盗取したと表現しているが、
これは貿易摩擦をエスカレートさせ中国の発展を抑制・阻止するために正義を装う意図的な試みである。
米国の多くの有識者はこの数字を疑問視している。
中国の改革・開放の過程で、多くの外国企業は自らの利益に基づいて中国企業と技術面で協力してきた。
これは市場慣行であるとしている。

*中国外務省
中国政府と企業がどのような対抗策を講じるか、見ていてほしい。
中国は権利を守るため法的措置を講じる中国企業を支援する。

【ユーロ圏】
*ルペン仏国民連合党首
フランスはEUからの離脱ではなく、改善を望んでいる。

*独経済省
ファーウェイに対する米国の制裁措置が独企業に与える影響を注視。

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《本日予定されている主な経済指標》

【シンガポール】
GDP・確報値(第1四半期)9:00
予想 2.3% 前回 2.0%(前期比)
予想 1.4% 前回 1.3%(前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値(5月)23:00
予想 -7.7 前回 -7.9

【米国】
中古住宅販売件数(4月)23:00
予想 535万件 前回 521万件

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【東京市場】豪選挙結果など好感

 ドル円は朝からしっかりの展開。週末の豪総選挙で事前見通しに反して与党保守連合が勝利し、朝から豪ドル円での買いが入ったこと、8時50分に発表された日本の第1四半期GDPがマイナス予想に対して、前期比+0.5%と、予想を大きく超える強めの数字となったことで、リスク警戒の動きが後退したことなどが背景に。
 日経平均が寄り付きからプラス圏で、午前中は上げ幅を拡大する動きなども見られたことで、ドル円は先週末のNY市場での高値110.19円を超えて110.32近辺まで上値を伸ばす展開となった。もっとも、中東情勢緊迫化を受けた原油高の動きや、朝の日本のGDPの好結果が輸入減などによる内訳的にはいまいちなものであったとの懸念などが重石となり、午後は少し頭の重い展開となって110円10銭台での推移に。

 豪ドルは選挙結果を受けて買いが強まった。事前の各種世論調査では最大野党労働党がいずれも僅差ながらリードしており、市場は政権交代を意識していた。しかし、週明けの時点で与党の勝利が確定。その後過半数確保が確定し、豪ドル買いが広がった。対ドルで0.6960近辺で先週末の取引を終え、週明けは0.6890台に上昇してスタート。過半数確保を受けて0.6938近辺まで上値を伸ばす展開となった。

【ロンドン市場】円買い優勢、中国対抗策示唆

 米政府のファーウェイへの措置などを受けて、
中国外務省が対応策を示唆。
中国政府と企業がどのような対抗策を講じるか、見ていてほしい。
中国は権利を守るため法的措置を講じる中国企業を支援する。
などと発表したことを受けて
リスク警戒の動きが広がり、ドル円は109円台に値を落とす展開に。

 東京市場で上昇した豪ドルも上げが一服。
豪ドル円は76円割れを付けるなどの場面が見られた。

 ユーロドルは小動き、ユーロ円、ポンド円は頭の重い展開で
リスク警戒の流れを意識させた。

【NY市場】米中対立激化

 米中対立への警戒感からドル円はロンドン市場で109円台下落も
NY市場では値を戻す格好に。
リスク警戒は継続も下がり切らず短期筋も積極的な売りを手控える動きに。

 欧州通貨の動きも鈍い。
ユーロは23日からの欧州議会選挙をにらむ展開に。
極右勢力の勢いがみられるがどこまで票が伸びるのかなどが焦点に。

【本日の見通し】もみ合いからの方向性を探る

 米中通商問題への警戒感が継続しており
上値を積極的に買う動きには慎重姿勢。
もっとも下値もしっかりで方向性が出にくい展開に。
欧州議会選挙を前に情勢がかなり極右側に向いており
ユーロ買いなどにも慎重な動き。

 当面は状況をにらみながら様子見という流れか。
リスクは下方向という意識。
110銭台が重いという印象になると再びの下押しも。

【本日の戦略】戻り売り

 基調は戻り売りか
ドル円の110円台の勢いをみながら売りに回りたい、
110円台半ばをあっさり回復するようだとストップ、
                              
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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