【東京市場】中国メディア報道で円高
ドル円は109円60銭台まで値を落としている。午前中はドル買い円売りが優勢となった昨日の海外市場の流れを引き継ぐ形でしっかりとした展開に。日経平均の大幅上昇などにも支えられて、110円だいをつける場面もみられた。大台は維持できず少し下げてもみ合いとなると、午後には中国メディアが「中国は今のところ、米国との貿易交渉を継続することに興味がないかもしれない、誠意がほとんど感じられない」との論評を発表。リスク警戒の動きが広がってドル売り円買いが強まった。
ユーロ円は122円台半ばを割り込むなど、午後に入ってリスク警戒の動きが円買いを誘った。米債利回りの低下が見られたことでドル安の動きも見られ、ユーロドルなどはレンジ取引が続く格好に。
明日総選挙を控える豪ドルは対ドルで0.6880近辺。若干頭が重いが値幅は限定的。
minkabuPRESS編集部山岡和雅