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豪連邦議会総選挙

見通し 

18日に豪連邦議会の総選挙が行われる。
上院の約半数、下院のすべての議席が争われる。
首相は下院の投票で過半数を確保した議員となるため、
下院の選挙により注目が集まる。

今週行われた調査会社3社による世論調査は
数字にある程度の違いがあれど
いずれも1位人気では与党保守連合(自由党、国民党、自由国民連合)がトップに立っている。
しかし、豪選挙は少し特殊で
重要なのは二党間選挙となった場合の支持率。
このTPP方式での支持率では
3つの調査とも野党労働党がリードしており、
そのまま6年ぶりの政権交代の可能性が高い。

※豪下院選挙
小選挙区制で一人を選ぶのではなく、候補者に順位付けをする。
最初の投票で過半数を確保する候補がいなかった場合
最低得票だった候補者の票について
二番目として選択された候補の票とする。
以下、合計で過半数を超える候補が出るまで続ける。
結果的にごく一部を除いて保守連合と労働党の一騎打ちとなる。
その為、この二つのうちではどっちがいいですかという調査が重要になる。

財政赤字削減を進め、今年は財政黒字が実現しそうな状況だけに
このタイミングでの政権交代は市場の懸念を誘う可能性。
ただし、労働党は保守連合以上の財政改革を選挙戦の中で示しており
どこまで警戒感が広がるかは未知数。
週明けの豪市場に要注意。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

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