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【NY市場】リスク回避一服で株高の中、ドル円も買戻し トランプ発言にポジティブな反応も

見通し 

 きょうのNY為替市場は前日までのリスク回避の雰囲気が一服しており、米株も反発する中、ドル円も買い戻しが優勢となった。米中の関税のかけあいに市場はリスク意識を高めたが、やや行過ぎとの見方も聞かれる。

 そのような雰囲気の中、トランプ大統領の発言にポジティブに反応した模様。大統領は中国との貿易協議について、「成功かどうか約3、4週間以内に知らせることになるだろう。私はそれが非常に成功すると感じている」と述べていた。6月下旬に大阪で行われるG20サミットで米中首脳は会談する可能性が高いが、市場は再び米中問題への期待感を高めているようだ。

 ドル円は前日に109円ちょうど付近まで下落していたが、きょうは109.80円近辺まで買い戻される場面が見られた。ただ、さすがにこのまま市場が落ち着いて行くのか未知数の部分も多く110円には慎重だったようだ。

 ユーロドル戻り売りが優勢となり、1.12ドル割れをうかがう展開。イタリアのサルビーニ副首相が「雇用拡大に必要ならEUの財政規則に違反する用意がある」と述べていたことに敏感に反応している模様。今月下旬に予定されている欧州議会選挙でサルビーニ副首相率いるEU懐疑派の同盟も勢いを増しており、EU懐疑派が議席の3分の1を占めるとの調査も出ている。ポピュリスト政党が躍進するようであれば、ユーロにとってはネガティブ・インパクトとなることも警戒される状況。

 きょうは5月のドイツZEW景況感指数が発表されていたが、予想外のマイナスとなっていた。ドイツ企業のセンチメントが改善しない状況が続いているが、政治的にも経済のファンダメンタルズ的にもユーロは圧迫感が強いのかもしれない。

 ポンドドルも売りが優勢となり、1.29ドル台前半に下落。200日線を下放れる展開が見られている。この日発表の英雇用統計が力強い内容であった。1-3月期の平均賃金は前年比3.3%増となった。就業者数も9.9万人増加し、失業率は44年ぶり低水準である3.8%だった。就業率は76.1%と過去最高水準を維持している。

 ただ、EU離脱問題に関心が集中する中、経済のファンダメンタルズの強さにポンドの反応は限定的。なお、英政府は6月3日週に議会に英EU離脱法案を提出する意向だと発表した。超党派の協議は建設的に進んでいるという。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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