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【NY市場】強い米雇用統計もドル売り優勢 ドル円は111.10円近辺に下落

見通し 

 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となっており、ドル円は111円台前半に下落した。きょうの下げでドル円は21日線で上値を抑えられ、200日線を下放れる展開を見せており、来週以降の動きが警戒される。

 ただ、朝方発表になった米雇用統計は強い内容であった。非農業部門雇用者数(NFP)は26.3万人増と予想を大きく上回り、失業率も3.6%と過去最低水準に低下している。一方、注目の平均時給は予想こそ下回ったものの、前年比で3%台の伸びをしっかりと維持していた。製造業の雇用が依然として弱いことや、小売りが減少しているなど弱点を指摘すればきりが無いが、今回の米雇用統計は米労働市場が力強さを堅持していることは明らか。

 しかし、為替市場の反応はドル売り。理由は不明だが、今回の強い雇用統計をもってしても利上げのシナリオが台頭する可能性はまだ低く、水曜日のパウエルFRB議長のFOMC後の会見以降、ドル買いが進んでいたことから、材料出尽し感のほうが強かったのかもしれない。市場ではドルのバリュエーションが高過ぎるとの見方も少なくなく、絶好の利益確定売りのタイミングとなってしまった可能性もありそうだ。

 ユーロドルは買い戻しが強まり1.12ドル台を回復。きょうはロンドン時間に4月のユーロ消費者物価指数(HICP)速報値が発表されていたが、コアインフレは前年比1.2%と予想を上回る内容となった。ただ、そのときのユーロの反応は限定的だった。ユーロ圏GDPやドイツ消費者物価指数(HICP)など、今週発表のユーロ圏の指標は予想を上回る内容が多かったことから、きょうのHICPも事前に強い内容が期待されていたことがあったのかもしれない。それ以上に米雇用統計の強さへの期待が勝っていた可能性もありそうだ。

 いずれにしろ、今週発表のユーロ圏の経済指標からは、景気減速が一服しつつあり、ECBが指摘する下期の回復を期待させる内容が多く見受けられていた。ユーロも来週以降、ボトムアウトを期待する声が高まる可能性もありそうだ。

 きょうはポンド買いが目立っている。ポンドドルはロンドン時間には1.30ドルを割り込んでいたが、NY時間に入って1.3175ドル付近まで上昇。ドル円は下落しているもののポンド円は上昇しており、146円台を回復している。

 きのうイングランドと北アイルランドで統一地方選の投票が実施されたが、与党保守党の大敗が確実な情勢となっている。また、野党労働党も苦戦。英BBCの集計によると、イングランドで保守党は433議席、労働党は81議席をそれぞれ失った模様。一方、EU残留を訴えた自由民主党が議席を増やした。EU離脱の議会での混迷が今回の統一地方選に響いたようだ。ただ、選挙に対するポンドの反応は限定的となっている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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