【ロンドン市場】米GDP発表控えて小動き、欧州株にらみやや円安も
26日のロンドン市場では、米GDP発表を控えて小動き。そのなかでやや円安の動きがみられている。欧州株は売り先行も次第に下げ渋り、独仏などプラスに転じる指数も。ドル円は111円台後半、ユーロ円は124円台半ばで小幅の上昇。ポンド円は144円台前半、豪ドル円は78円台後半で高値を伸ばしている。レーン・フィンランド中銀総裁は、複数のECBメンバーが低金利がより長期間続くとみている、欧州経済の成長鈍化が一時的局面にとどまるのか、長期的となるのかが大きな疑問点、と述べた。ただ、ECBは預金金利の階層化の効果について懐疑的、としており、新たな緩和手法の導入には消極的だった。また、英経済指標では、住宅ローン許可件数が予想よりも増加したが、CBI製造業受注指数は落ち込んだ。英首相報道官は、欧州選挙に参加する可能性が高まっている、英政府と労働党との協議は進展している、と述べた。いずれもポンド相場は反応薄だった。ポンドドルは1.29近辺での揉み合い。ユーロドルは1.11台前半で小動き。
ドル円は111円台後半での取引。米GDP速報値の発表を控えて動意薄。欧州株が小高く推移しており111.75近辺へとじり高になっている。米10年債利回りは2.52%近辺で小動き。
ユーロドルは1.11台前半での取引。ロンドン早朝に1.1147レベルに本日高値を伸ばしたが、その後は1.1130近辺まで反落。小幅のレンジ取引となっている。ユーロ円は124.40-50レベルでの揉み合い。欧州株の下げ渋りともに124.57レベルに高値更新も、値幅は10ポイント強にとどまっている。レーン・フィンランド中銀総裁は、複数のECBメンバーが低金利がより長期間続くとみている、欧州経済の成長鈍化が一時的局面にとどまるのか、長期的となるのかが大きな疑問点、と述べた。ただ、ECBは預金金利の階層化の効果について懐疑的、としており、新たな緩和手法の導入には消極的だった。
ポンドドルは1.29近辺での取引。ロンドン朝方に1.2917レベルの高値をつけたが、その後は伸び悩み1.2900-10レベルに膠着している。ポンド円はじり高の動き。144.10台から144.36レベルまで買われている。対ユーロでも小幅にポンド買いの動き。英経済指標では、住宅ローン許可件数が予想よりも増加したが、CBI製造業受注指数は落ち込んだ。英首相報道官は、欧州選挙に参加する可能性が高まっている、英政府と労働党との協議は進展している、と述べた。いずれもポンド相場は反応薄。
minkabu PRESS編集部 松木秀明