日経続伸、売り方がじりじり撤退
日経レバレッジETF(1570)は逆日歩が5円ついているということですから、率としては大したことはないものの、気分が良いわけありません。この無益なコストの支払いもあるので、恐らく売り方が日経レバレッジETFの空売りをどこで手仕舞うかで相場が急伸・過熱したり、その結果天井をつけたりすることになるでしょう。
上昇相場は、売り方が決めるからです。
これは需給の一断面ですが、ほかにも需給的な上昇圧力が強いことは、ファーストリテイリング(9983)の史上高値更新という事実からも言えます。
ユニクロの現在のファンダメンタルズから、果たして史上高値をとるだけのものであるかかなり疑問です。今後の業績の伸び期待や、財務諸表上の投資指標などの割高感など、およそ史上高値を更新するだけのものは、なかなか見つかりません。いかにも外人による、裁定買い残の積み上げに使われているということが、よくわかります。