ネイキッド・ショート・セリング(ねいきっどしょーとせりんぐ)
取引の裏づけとなる株式を確保せずに行われる空売りのこと。
一般的な空売りは、借り株を見つけ、貸し手と契約を締結したのちに実行する。しかし、ネイキッド・ショート・セリングの場合は裏づけの株式が必要ないため、1株に対して複数のトレーダーが借り株をすることが可能になる。このため、大量の空売りが可能となり価格操縦に利用されることもある。
2008年7月に米証券取引委員会(SEC)は、米政府系金融機関(GSE)株の急落などを契機に、空売り規制強化として、GSEや主要金融機関株のネイキッドショートセリングを時限的に禁止する措置を行った。