来週はイベント週間

【著者】

昨晩からドル円は堅調に推移し115円台を回復した。112.50には本邦機関投資家の買い、113円付近には本邦実需筋の買いが噂され、それに対して短期の投機筋が売りを仕掛けたが、112.50は割れずにショートカバーが入ったというところだろうか。

本日から中華圏が春節でアジア市場は閑散としていた。しかし来週は日銀政策決定会合、FOMC、米雇用統計とイベントが連続している。

まずは日銀政策決定会合に注目したい。というのも、本日は日銀の国債買い入れオペで、残存5年超10年以下の買い入れ額が400億円増額されたことで国債の価格が上昇し、10年債利回りも低下した。円の長期金利が低下したことも本日ドル円が上昇した一因となった。

以前は日銀の債券買い入れが予想を下回ったことで長期金利が上昇し円台あの材料となったこともあり、最近は日銀が国債買い入れオペを通知する10時10分前後にドル円が変動することもある。

この時間帯は9時55分に東京の仲値、10時10分に国債オペの通知、10時15分に中国人民元の基準値決定があり、それぞれマーケットが注目するものはそのつど変わることもあるが、注意する時間帯になっている。

FRBが利上げサイクルに入ったなかで、日銀は量的緩和を続けているが、昨年から誘導目標を国債など資産の買い入れ額から、イールドカーブコントロールに変更している、イールドカーブコントロールは短期金利を-0.1%に、10年債利回りをゼロ付近に維持することを目標にしている。

最近10年債利回りがゼロ%を超えることも多く、ここら辺に関して日銀サイドから何らかの情報発信があるのかどうか。そこらへんを含めて、日銀の政策決定会合に注目している。

YEN蔵|ADVANCE CEO

為替と株で世界に投資をわかりやすく YEN蔵

シティバンク、スタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行っている。