保合い相場への対応は?

【著者】

トレードがなかなかうまくいきません。自己分析として、

1.山谷を意識して取引を行っているのですが、その過程の中で、途中ですぐに利食いをするため、再度入り直すことが多い。このため、利食いがあまりできない、あるいは負けるということが多い。

2.山谷での、入るタイミングを前足の高値、安値を切り上げる、あるいは切り下げる、を待ってから入ると、前足が長い場合は、損失額が大きくなる。

3.山谷の見極めが、甘いため、結構連続で負ける。

4.もみ合いの続く、足の長い山谷は、入るタイミングが非常に難しい。

等々があります。(他にもある思いますが。。。)

そこで、入るタイミング、および利食いのタイミングについての質問なのですが、

1.(損切りについて)

もみ合いが続く山谷の場合、入るタイミングをその前の安値、高値を切るところまで待つと、山谷より100pips以上離れていることがよくあります。

この場合は、損切りは、やはり高値、安値まで待つか、もしくはあまり大きすぎる場合は50pips程度で損切るか、どうでしょうか? 大きく負けると、その後モチベーションが下がるので、どうしても早く損切る傾向があります。

2.(利食いについて)

利食いのタイミングは、その前の山谷の高値、安値までじっと待つのか、あるいは途中で反転した時点で、利食いしたほうがいいのか?どうでしょうか?どこまで待てばいいのかがいつも悩みます。最後まで待つと心に決めて待っていると、結構利益が出ていても、最終的にマイナスなんてこともよくあります。

もちろんケースバイケースというのはよくわかっているのですが、何か現時点ので良い助言いただければ幸いです。

保合い相場で、足の長い山谷、あるいは長い上髭、下髭が難しいのは事実です。
この時、山越え確認、谷越え確認まで待つと、保合いの下限付近で売り、上限付近で買うことも、しばしば起こります。そして、損切りポイントを高値更新、安値更新に置くと、大きな損失が出てしまいます。

とはいえ、中途半端なところで損切りをすると、レンジの上限、下限で折り返してしまい、取れたはずのものも取れません。

こう考えてみればどうでしょう?

高値で売り、安値で買えば、絶対に儲かります。その事実を鑑みれば、保合い相場では、レンジの上限に近付けば売り、下限に近付けば買うと収益に繋がります。
では、そのまま上抜ければどうするか? 損切りです。この時、レンジの上限にできる限り引き付けていれば、大きな損失とはなりません。

短期トレードでは、保合い相場の比率の方が高いとさえ言えます。対処の方法は、保合い相場を捨てて、三角保合いなどの上放れ、下放れ(最後の段階では谷越え確認、山越え確認)につくか、あるいは、保合い相場で、レンジの上限に近付けば売り、下限に近付けば買うことを繰り返すことです。プロのディーラーの基本的な手法は後者です。

利食いも、保合い相場と、それなりのトレンドが見える時とは違います。トレンドがある時は、できるだけ引き延ばして、簡単に利食ってしまわないことが収益拡大のポイントです。一方、保合い相場ではレンジの上限、下限での売買が、そのまま仕込み、手仕舞いに繋がります。

保合い相場と、それなりのトレンドが見える時かの見極めが難しい時は、より上位足で買いか、売りかの方向性を見極め、買いだと思われたなら、レンジの下限では仕込みをするが、上限では手仕舞いだけ。レンジの下限で仕込み、上限で手仕舞いを繰り返します。レンジの幅が小さくなってくれば、上抜けの可能性が高まりますので、最後はレンジの下限で仕込んだまま、上抜けを待ちます。

売買を続けていると、この辺りのことが感覚で分かるようになってきます。

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矢口 新

独自テクニカルで『相場のタイミングを捉える』 矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。