FRBの利上げ継続は可能なのか?

【著者】

各種イベント通過後、堅調な動きを見せていた為替市場。
ここにきて浮上してきたのが、トランプ大統領によるロシアへの機密情報漏洩問題。結果、ドル売りが進む状況となっています。
日足チャートでは買いトレンドの消滅となっていますが、60分足では売りトレンドが発生しており、非常に動きづらい状況です。これまで調整らしい局面が見られなかっただけに、ここで押し目買いが持ち込まれるのか注目されます。

先々気になるポイント

先月末の米GDP発表以降、さえない経済指標が相次いでいます。
先週末の小売売上高、15日のNY連銀製造業景況指数、そして昨晩の住宅関連指標と市場予想を下回っているにも関わらず、一時的な要因、あるいは先行指数は持ち直しを示しているといった具合に、市場は良いように解釈していることが気がかりでなりません。このような状況下、本当に今後もFRBは利上げを続けていく事が可能なのでしょうか?

6月14日開催の次回FOMCでは、ほぼ利上げが確実視73%されています。また、その先も利上げが継続されると市場は読んでいます。
政策金利の引き上げは住宅ローン、自動車ローン等にいち早く反映され、結果として個人消費にも影響を与えることになります。

ここまでの株高を演出してきたのは、中央銀行(FRB)によるばらまきであり、今回利上げを急ぐあまり、FRB自身がそのバブル破裂のきっかけをつくってしまうことにならないか気がかりでなりません。杞憂で終わるといいのですが・・・。

目先、ドル/円は21日移動平均線が下値メドとなるか注目です。

<資料>ドル/円(日足)
ドル円日足チャート170517
出所:M2J Chart Square

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

常に個人投資家の皆さんとともに! 比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!